最新シリーズの『バットマン』の主演に決定し、昨年公開されたクリストファー・ノーラン監督『TENET テネット』にも出演したロバート・パティンソンと、言わずとしれた世界の名優ウィレム・デフォーがダブル主演を務める映画『ライトハウス』(7月9日公開)。本作の公開を記念し【『ライトハウス』公開直前! “光と影”のスリラー映画特集上映】が、東京・渋谷ホワイトシネクイントで7月2日より期間限定で開催されることが決定した。
本特集で上映される作品は2本。太陽の光と花々に満たされた祝祭の果てに巻き起こされる“究極の恐怖と未体験の開放感”が、観る者全てをかつてない世界へ引き摺り込み、圧倒するアリ・アスター監督の代表作『ミッドサマー』(2019年)と、サンダンス映画祭で監督賞を受賞、魔女をテーマにして世界中で大熱狂を呼び、全編不穏な暗い闇に包まれた近年稀に見る不気味な新感覚ホラー映画とも評される、ロバート・エガース監督のデビュー作『ウィッチ』(15年)をランナップ。
アリ・アスターとロバート・エガースの出会いは、周りは関係者だらけで彼らの知り合いは誰もいなかった映画『ヘレディタリー/継承』(18年)のA24関係者向けの上映会だったと言う。アリ・アスター監督は「上映後に映画を見たばかりの人たちの前に出ると、彼らはとても厳しい顔で私をズタボロに批評しようとしていた」と落ち込んでいたが、しかし、そんな中「あなた(ロバート・エガース監督)と奥さんが、前の方に座っていたのを覚えています。そして、あなたは私に親指を2本立ててくれて、とても温かい笑顔を見せてくれました。その場にいた人たちが、私はろくでなしで、価値のない映画を作ったと言いたそうな中で、私はあなたの笑顔を命綱として握りしめていました」と感慨深く思い起す。
ロバートも同作を「完全に圧倒されました。とてもスマートな映画だと思いましたし、感動しました」と絶賛。その後『ライトハウス』の完成間近版を見たアリは「とても気に入って、完成版を見るのが楽しみです。でも、私が見たものはほとんど完成していると感じました。とても美しく、見事に仕上げられていて、本当に面白かったです。私が大好きなハロルド・ピンターのことを考えさせられました。ハロルド・ピンターのように感じられる作品は、ほかには思いつかないのです。つまり、『召使』(63年)や「誰もいない国」、「帰郷」のような作品はほかにないのですが、この作品は完全に精神的なレベルで兄弟のような作品だと感じました。ハロルド・ピンターを彷彿とさせながらも、ハロルド・ピンターを含めたほかの何者でもないことを感じさせてくれます。全くユニークな作品だと感じました」と彼らしいコメントを『ライトハウス』に寄せている。
本映画祭で上映されるのは、いずれも、A24、そして映画界を代表する若手クリエイターであり盟友でもある2人が人間の内面を容赦なく暴き出していくドラマが特徴的な2作品。互いの才能を認め合うふたりの作家が描く、光と影、恐怖と狂気…暑い夏にぴったりの極上のスリラーの饗宴だ。
なお、来場者限定で非売品ポストカードのプレゼントも実施される(※限定数に達し次第配布終了)。
■タイムテーブルなど詳細は劇場ホームページ
https://www.cinequinto.com/white/
本特集で上映される作品は2本。太陽の光と花々に満たされた祝祭の果てに巻き起こされる“究極の恐怖と未体験の開放感”が、観る者全てをかつてない世界へ引き摺り込み、圧倒するアリ・アスター監督の代表作『ミッドサマー』(2019年)と、サンダンス映画祭で監督賞を受賞、魔女をテーマにして世界中で大熱狂を呼び、全編不穏な暗い闇に包まれた近年稀に見る不気味な新感覚ホラー映画とも評される、ロバート・エガース監督のデビュー作『ウィッチ』(15年)をランナップ。
アリ・アスターとロバート・エガースの出会いは、周りは関係者だらけで彼らの知り合いは誰もいなかった映画『ヘレディタリー/継承』(18年)のA24関係者向けの上映会だったと言う。アリ・アスター監督は「上映後に映画を見たばかりの人たちの前に出ると、彼らはとても厳しい顔で私をズタボロに批評しようとしていた」と落ち込んでいたが、しかし、そんな中「あなた(ロバート・エガース監督)と奥さんが、前の方に座っていたのを覚えています。そして、あなたは私に親指を2本立ててくれて、とても温かい笑顔を見せてくれました。その場にいた人たちが、私はろくでなしで、価値のない映画を作ったと言いたそうな中で、私はあなたの笑顔を命綱として握りしめていました」と感慨深く思い起す。
ロバートも同作を「完全に圧倒されました。とてもスマートな映画だと思いましたし、感動しました」と絶賛。その後『ライトハウス』の完成間近版を見たアリは「とても気に入って、完成版を見るのが楽しみです。でも、私が見たものはほとんど完成していると感じました。とても美しく、見事に仕上げられていて、本当に面白かったです。私が大好きなハロルド・ピンターのことを考えさせられました。ハロルド・ピンターのように感じられる作品は、ほかには思いつかないのです。つまり、『召使』(63年)や「誰もいない国」、「帰郷」のような作品はほかにないのですが、この作品は完全に精神的なレベルで兄弟のような作品だと感じました。ハロルド・ピンターを彷彿とさせながらも、ハロルド・ピンターを含めたほかの何者でもないことを感じさせてくれます。全くユニークな作品だと感じました」と彼らしいコメントを『ライトハウス』に寄せている。
本映画祭で上映されるのは、いずれも、A24、そして映画界を代表する若手クリエイターであり盟友でもある2人が人間の内面を容赦なく暴き出していくドラマが特徴的な2作品。互いの才能を認め合うふたりの作家が描く、光と影、恐怖と狂気…暑い夏にぴったりの極上のスリラーの饗宴だ。
なお、来場者限定で非売品ポストカードのプレゼントも実施される(※限定数に達し次第配布終了)。
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2021/06/10