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アドリブ王・千葉繁、雑魚キャラ論熱弁 『北斗の拳』断末魔にスタッフ注意も「それが僕らの仕事」

 アニメ「幽☆遊☆白書」桑原和真役、「ONE PIECE」バギー役、「呪術廻戦」漏瑚役などで知られる声優・千葉繁(67)が、23日放送のテレビ朝日系バラエティー番組『林修の今でしょ!講座特別編 声優はスゴいんだ!!今、声優でしょ!3時間SP』(後6:45〜)にVTR出演。これまで数多くの作品で“雑魚キャラ”を担当してきたが、その中で大切にしていることを伝えた。

 番組では「レジェンド声優・千葉さんのスゴ技! 雑魚キャラに命を吹き込む、絶妙なアドリブ」と“アドリブ王”と紹介された千葉。演じてきたキャラクターへの思いとして「登場人物1人1人各々、ただの背景としてそこに存在するのではなく、生活を持ち込んでいる人がそこにいると、ドラマに厚みが出ると思うんですよ」と持論。

 アニメ『北斗の拳』では数々の雑魚キャラを担当し、多くの断末魔を残してきたが「雑魚キャラが殺されるシーンでは『ちばー!』と言って死んでいった。そうしたら、ディレクターが『すみません、番組を使って売名行為はやめてください』と言われて…」と注意を受けたことを明かした。

 しかし、これには理由があるとし、「(キャラ目線で)『なんでこんな状態になってしまったんだ。違うんだ!ばかなー!』と死んでいく。『違うんだ』が言えない、『ばかな』が言えないんで『ちば』になっただけなんです。(そうするとストーリーに)厚みが出てくる」と伝え、「基本形ではない何か。新しいキャラクター作り、想像。それが役作りだと思うんですよ。それが僕らの仕事だと思っている」と熱弁した。

 なお、千葉は昨年放送されたアニメ『プリンセスコネクト!Re:Dive』第5話にて、アニメ『北斗の拳』の有名な断末魔「ひでぶ」を叫び、ネット上で「これ、絶対アドリブだろw」「令和になって千葉繁の『ひでぶ』を聞けるとは思わなかった…」「反則だよ」などと大きな話題となった。

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