NHKで放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)。27日放送の第38回「丹波攻略命令」で、主人公・明智光秀(長谷川博己)の坂本城に預けられていた三淵藤英(谷原章介)に、自害せよとの下知が…。三淵は光秀の娘・たま(芦田愛菜)との穏やかな時間を過ごした後、信長に助命を直訴するという光秀の申し出を断り、誇り高き最期を遂げた。 光秀との最後のシーン。「捨てられる花にも、一度は咲いてみせたという誇りが有るように見える」という言葉に込められた三淵の思いや、このシーンの撮影時について谷原は「自分なりにやり切ったという思いでした。もちろん胸の内には、信長についていれば…将軍と距離をおけば…そのような思いもあったのかもしれません。でもそれをしてしまうと(細川)藤孝と同じになってしまう。そうして生き残ったとて三淵にとっては死んだも同然の意味のない生になってしまう。どう生きるかということはどう死ぬのかということなのかもしれません。その晩節を助命嘆願でけがしたくはなかったのです」と、想像を巡らせた。
2020/12/27
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