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中村倫也、主演映画で一人7役に挑戦「やっかいだなあ〜と 笑」 『水曜日が消えた』来年公開

 俳優の中村倫也(32)が、2020年公開の映画『水曜日が消えた』が主演を務めることが決定。同作で、中村は曜日ごとに入れ替わって暮らしている7人の“僕”を演じており「完成した画が予想できない脚本でした。また自分が7役演じることも“やっかいだなあ〜”と。笑」と語っている。

映画『水曜日が消えた』に主演する中村倫也(C)2020『水曜日が消えた』製作委員会

映画『水曜日が消えた』に主演する中村倫也(C)2020『水曜日が消えた』製作委員会

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 同作は、1人の人間の内側で、曜日ごとに入れ替わって暮らしている7人の“僕”が主人公。ほかの“曜日”とは、直接会うことはできず、日記を通してのみ間接的に互いを知っている。そのうちの最も地味でつまらない1人、通称“火曜日”の視点を通して描かれていく世界の物語。

 中村は「完成した画が予想できない脚本でした。また自分が7役演じることも“やっかいだなあ〜”と。笑 でもだからこそ、あまり類を観ない邦画になる期待感を抱きました」と本作への率直な気持ちを語っている。

 メガホンをとったのは次の時代を担う気鋭の映像クリエイター100人を選出するプロジェクト「映像作家100人2019」に選ばれるなど注目を集める吉野耕平氏。数々の話題のCMやMVを手掛け、映画『君の名は。』ではCGクリエイターとして参加。今回、満を持して自身の完全オリジナル脚本で長編映画デビュー。今作では監督・脚本・VFXをすべて自ら担当する。

 吉野監督は「もしも自分の中に複数の人格があって…その中でも、つまらない“脇役”だったとしたら世界はどう見えるだろうか。ふと考えたそんな小さな空想からこの物語は始まりました」と着想の発端を明かす。

 また、観客へのメッセージとして「架空の物語が、時々現実の見方を変えてくれる、そんな瞬間が好きです。この作品が、誰かにとってそんな一本になってくれれば…と、強く願っています」とコメント。プロデューサーは企画の成り立ちについては「去年、監督が書いたわずか数行の本企画のメモに衝撃を受け、主演は中村倫也さん以外ではあり得ない作品だと思った」と話している。

 撮影は今年5月下旬から福島県いわき市でクランクイン。

中村倫也&吉野耕平監督コメント

【中村倫也】
 完成した画が予想できない脚本でした。また自分が7役演じることも「やっかいだなあ〜」と。笑 でもだからこそ、あまり類を観ない邦画になる期待感を抱きましたし、いくらでも大ごとにできる出来事をあくまで日常として描いていくささやかさに好感を持ちました。ザラッとした、じんわりと温かい手触りを残せる作品になっていると思います。ご期待ください。

【吉野耕平監督】
(企画の発想について)
 もしも自分の中に複数の人格があって…その中でも、つまらない“脇役”だったとしたら世界はどう見えるだろうか。ふと考えたそんな小さな空想からこの物語は始まりました。

 曜日ごとに入れ替わる7つの人格。そのうちの一人の目を通して世界を見たとき、何が見えるだろうか。何に出会うだろうか。そんな自分だけの小さな空想を楽しんでいるうちに、現実の世界でいくつかの出会いと出来事があり、幸運にもその小さな空想が映画として形になる機会を頂く事になりました。

 一人だけの自由でフワフワした空想が現実の世界で作品として形になる過程はスリリングで、その中で選んだもの、選ばなかったもの、色々なものがありました。でも、振り返れば大事なものだけはギュッと絞られ、きちんと全部残せたように思います。今はそれをきちんと磨いて届けるまでの残りの日々を、大切に楽しみたいと思っています。

(撮影を終えて観客へのメッセージ)
 目が覚めたらいつも火曜日の男。
彼の目を通して世界を見たとき、見慣れたはずの日常が違って見えてくるかもしれません。そして、そこに隠れていた大事なものに気づくかもしれません。架空の物語が、時々現実の見方を変えてくれる、そんな瞬間が好きです。多くの方々の才能と力、そしていくつかの縁と偶然で生まれたこの作品が、誰かにとってそんな一本になってくれれば…と、強く願っています。

関連写真

  • 映画『水曜日が消えた』に主演する中村倫也(C)2020『水曜日が消えた』製作委員会
  • 映画『水曜日が消えた』場面写真(C)2020『水曜日が消えた』製作委員会
  • 映画『水曜日が消えた』吉野耕平監督(C)2020『水曜日が消えた』製作委員会

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