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『インハンド』最終回で満足度最高値 偏屈者を魅力的に演じた山下智久へ高評価

 山下智久濱田岳菜々緒のアンサンブルが好評だった『インハンド』(TBS系)が6月21日に最終回を迎え、平均視聴率は10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と二桁を獲得。週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』の視聴者ドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」では96Pt(100Pt満点)と自己最高かつ今期連ドラ最高(『きのう何食べた?』と同Pt)を記録(6月24日調査まで)。高い評価を受けての終幕となった。

『インハンド』(C)TBS

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 これまでのエピソードの数々で描かれた3人の関係性は、視聴者を強く引きつけてきた。山下演じる天才科学者・紐倉哲、濱田扮する正義感が強く心優しい紐倉の助手で医師の高家春馬、クールな美人官僚・牧野巴(菜々緒)の3人は、お互いに寄せる信頼の厚さとは裏腹に、表面上は憎まれ口をたたきあい、チームワークや団結といった言葉とは真逆の態度をとり続けてきた。

 最終回は、そんな3人の真の感情が表に出て重なり合った。クールな仮面の裏の弱さを見せた紐倉、感情を爆発させて号泣する牧野。その窮地を乗り越えて迎えるエンディングで描かれた、表面的にはこれまでと変わらないようで、内面ではより深まった絆の強さを感じさせる紐倉と高家の“掛け合い”には、誰もが笑いと涙を誘われ、カタルシスを得たことだろう。

 視聴者からは、「山下さんのハマり役。紐倉博士役がとても良かったです。台詞も胸に刺さる言葉が多く、濱田岳さんと菜々緒さんの3人のコンビが最高でした」(女性50代/茨城)、「淡々としている天才・科学者と熱い医師の助手という設定、配役と演技のバランスが良かった」(女性30代/群馬)、「緊迫感があって、第10話と最終回で納得のいく終わり方だった。濱田さんは上手くて安心できる役者。山下さんのドラマは外れがない。2人が出ているドラマなら間違いない」(女性50代/大阪)、「山下さんのシリアスとコミカルの演技が絶妙だった。菜々緒さんの今作の毒のない感じと母の顔も素敵でした」(女性50代/大阪)など、俳優陣への評価の声が多く集まっている。

 本作の満足度は、初回80Ptと高ポイントでスタート。その後も回を重ねるに連れて右肩上がりで上昇を続け、第6話以降は90Pt台で推移。最終回は96Ptをマークし、有終の美を飾った。

 放送後の反響も大きく、続編を待望する声が多くあがっている。本作の人気をそこまで押し上げたもっとも大きな要因は、偏屈な変わり者のキャラクターを自分のものとして消化し、魅力的な人間像を作り上げた山下の技量だろう。変わり者を好演し、作品にインパクトと深みを与える山下の俳優としての独自の立ち位置を明確に印象づけた作品とも言えるのではないだろうか。本作を機に、さらなる変わり者役の道を突き進み、山下にしか演じられない役でドラマシーンを盛り上げてくれることを期待したい。

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  • 『インハンド』項目別の満足度ポイント推移

提供元:CONFIDENCE

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