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有安杏果が語る音楽活動開始、ソロライブ、写真家としての思い

 昨年ももいろクローバーZを卒業し、約1年間を経て、今年1月にソロアーティストとして活動開始した有安杏果。3月には久々のライブを成功させて、この夏には全国ツアーを行う一方、写真家としての表現活動もスタート。7月に学生時代から撮り溜めていた作品を厳選した写真集『ヒカリの声』を発売し、写真展も開催する。精力的に活動する彼女に、活動再開までの思いと現状のあれこれを聞いた。
(取材・文/斉藤貴志)

活動再開までの思いと現状を語った有安杏果 (C)ORICON NewS inc.

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■活動開始直後は現場の雰囲気に驚き 普通の女の子の生活も「続けていきたい」

――1月に活動を開始してから、いろいろ思い通りにできている感じですか?

有安 「やりたいのに時間がない」ということが全然ないです。ライブ前はライブだけに集中して、終わったら息抜きをしたり、自分でスイッチを切り替えて、すごくマイペースにやれています。

――今年3月のライブをやるにあたって、ブランクは感じませんでした?

有安 こんなに長く人前に立たなかったのは初めてだったので、緊張や不安はもちろんありました。ただ、いきなり本番が始まるような感じでもなくて。1年ぶりに活動開始して初仕事がWebCMで、お昼にお弁当が出て「あっ、現場って感じ!」って新鮮でした(笑)。ライブのバンドリハも、最初は「こんなに音が大きかった?」ってビックリしましたけど、過程をちゃんと味わいながら、また始めていけた気がします。

――お休みしていた間は、それこそお弁当とは無縁でしたか?

有安 せっかく時間があったので、スーパーで材料を買って自分でごはんを作ってました。太るのは嫌だったのでジムやヨガで身体も動かして、すごく健康になった気がします。

――目覚ましをかけずに好きなだけ寝たりも?

有安 そういう日も最初はありました。とことん寝るのも夢だったので、夕方ぐらいまで寝ていたこともあります(笑)。でも、1日を無駄にしてしまったみたいで、後悔するんですよ。生活リズムは徐々に戻して、やりたかったアクセサリー作りや編み物のワークショップに通ったりしました。靴下やコースターを編んで両親や友人にプレゼントもして、すごく楽しかったです。

――普通の女の子としての生活を満喫していたわけですね。

有安 健康を維持するためにも、今もそういう生活はなくしたくないと思っています。

――そんな中でも、また歌いたい気持ちが高まっての活動開始だったんですよね?

有安 どんな形でもずっと音楽は続けたいと思っていましたし、日常生活の中で歌ったり、楽器を練習したりはずっとしていました。SNSで応援してくれていた方たちの「また歌ってほしい」というコメントは読んでいたし、日本武道館でソロライブをやってから1年経った時期に「あのときは……」って思い出話をしてくれる方が多くて。私もそれを読んで「幸せだったな」と思い出して、「またライブをやりたい」と本格的に動き出した感じです。

■写真家としての思いも告白 「元アイドル」の肩書きは“誇り”

――そして写真展の開催と写真集の発売が控えています。日本大学藝術学部の写真学科卒とはいえ、“写真家”の肩書きは重く感じはしませんか?

有安 実績のある素晴らしい写真家の方からしたら「何だ、この小娘は?」と思われますよね(笑)。ド新人なのは十分わかっています。私の希望は、今回の私の写真展と写真集の活動が、いろいろな方に「写真を撮ってみよう」と思ってもらうことです。普通の街並みの写真もいっぱいあるし、「これなら私にも撮れるかも。せっかくならカメラを買って……」となってもらえたら。私にはプロの写真家の方のような素晴らしい写真は撮れません。私なりに、私しか撮れない写真を撮っていきたいですし、もう一つの活動の軸である音楽とリンクできたらいいなと考えています。

――有安さん自身は高校生の頃に一眼レフを買ったんですよね?

有安 そうです。当時は写メの時代で、ブログ用に写真を撮る機会はたくさんあって、「もう少し良い写真を撮りたいな」と思っていました。あと、カメラマンさんに撮ってもらうことが多くて、撮る側に興味を持っていたり、メイキングのカメラをちょっと貸してもらったら、面白くて。それで中古の一眼レフを買って、大学も写真学科でちゃんと勉強したいと思いました。結果、色彩や光のことまで学べて、すごく面白かったです。

――写真集に収められた作品は、学生時代から撮り溜めていたものから選んだんですね。

有安 たくさんのメモリーカードから選ぶのが一番大変でした(笑)。大学時代に撮った写真もあれば、写真集のお話をいただいてから撮った写真もあるし、去年時間がたくさんあったときに、ちょっと遠出して撮ってきたものもあります。そのときは何かに載せるとかはなくて、普通に趣味でたくさん撮ってました。

――表紙の海の写真はいつ撮ったものでしょう?

有安 大学1年のときに、鎌倉か江の島のほうで撮りました。当時学んだバルブという手法を使っています。そのときの初々しさも思い出せる1枚で、表紙に決めました。

――歌手活動を始めたなかで、曲の作り方は以前と変わりましたか?

有安 基本的に鼻歌がベースですけど、ピアノでちょこちょこ音楽理論を勉強してます。だからピアノを弾きながら作ることは少し増えて、鼻歌に自分でコードを付けるようになりました。

――「元アイドル」「元ももクロ」とは言われたくないですか?

有安 8年間も自分の青春のすべてを全力でやっていたことなので、私は本当に誇りに思っています。今はまだ辞めて1年半なので「元アイドル」と見られるのは当然でしょうし、記事でそう書かれるのは全然気になりません。でも、私はその肩書きを誇りに思っていても、頼ろうとは思っていないので、自分からは「元ももクロです」とは言わない方がいいと思っています。ひとりでやっていくのは厳しい道だと思いますが、もっともっと努力して「元アイドル」として恥じないよう「音楽」と「歌」で頑張っていきたいです。

◆有安杏果(ありやす・ももか)1995年3月15日生まれ。歌手、写真家。赤ちゃんモデルから芸能活動を始め、CMやドラマ、MVなどに出演多数。2017年3月日本大学藝術学部写真学科卒業。藝術学部長特別表彰受賞。写真学科奨励賞受賞。09年7月から8年間アイドルグループ・ももいろクローバーZで活動し18年1月卒業。19年1月から音楽活動や写真活動などを通して表現し伝えていく活動を発表。7月下旬に写真集 『ヒカリの声』、 日常を投稿した SNS を書籍化したライフスタイル本 『Happy Holidays』 の2冊を刊行する。

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  • 活動再開までの思いと現状を語った有安杏果 (C)ORICON NewS inc.
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  • 有安杏果ライフスタイル本『Happy Holidays』
  • 有安杏果写真集『ヒカリの声』
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