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西田敏行、『ドクターX』とは真逆の心優しき“日本法医学界の良心”を熱演

 7月期のテレビ朝日系木曜ドラマ枠で放送される新ドラマ『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(7月11日スタート、毎週木曜 後9:00)に、俳優の西田敏行が特別出演することが発表された。韓国ドラマ『サイン』(2011年)を原作に、遺体から“真実”をあぶり出す法医学者たちと、不都合な“事実”を隠ぺいしようとする巨大権力のし烈な攻防戦を描く本作で、西田は、ドラマの舞台となる架空の国家機関「日本法医学研究院」の院長・兵藤邦昭を演じる。

大森南朋主演『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(7月11日スタート)に西田敏行が特別出演。(中段左から)森川葵、佐津川愛美、柳美稀、(下段左から)淵上泰史、横山涼、木下ほうか(C)テレビ朝日

大森南朋主演『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(7月11日スタート)に西田敏行が特別出演。(中段左から)森川葵、佐津川愛美、柳美稀、(下段左から)淵上泰史、横山涼、木下ほうか(C)テレビ朝日

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 この『サイン』の後、10月期に第6シリーズの放送が控える『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』では長年、筋金入りの権力欲を原動力に、何度失脚しようとも大学病院院長の座に返り咲く蛭間重勝を演じてきた西田。そんな彼が、『サイン』では『ドクターX』と真逆の役に起用されたのだ。

 映画『アウトレイジ 最終章』(2017年)など、過去に幾度となく共演した大森南朋が演じる主人公・柚木貴志の“恩人”かつ“育ての親”であり、“日本法医学界の良心”ともいうべき“崇高な志”と“優しい心”を持つ人物に命を吹き込む。

 西田は「兵藤は法医学者として真摯に、死者のご遺体の声なき声に耳を傾ける男。私もその志を心に秘めて、最後までまい進したいと思います」と意欲をにじませると同時に、信頼する大森との共演についても「あんなに優しい顔の大森南朋を見たのは初めてです。以前共演したときは、劇中で私のことをマシンガンで撃とうとしましたからね(笑)。そういった意味でも、穏やかな気持ちで撮影に臨めて幸せでしたし、大変気持ちよく撮影初日を迎えることができました」と感無量の様子だった。

 一方、大森も「以前共演させていただいた作品では敵対した役柄で、あまり目が合うお芝居がなかったのですが、今回は師弟関係ということで、がっつり憧れの西田敏行さんに受け止めていただいております。最高にうれしい日々です。また、撮影合間には他愛のない話を西田さんとさせていただいている…それが幸せです」と、敬愛する大先輩・西田との共演を心底喜んでいた。

 本作について「どうぞ皆さん、ご期待を持ってご覧いただければと思います。絶対に面白いです!」と断言する西田、そして大森は「最終回までよろしくお願いします」と呼びかけていた。

 同ドラマには、先に大森をはじめ、松雪泰子仲村トオル飯豊まりえ高杉真宙らの出演が発表されていたが、西田の特別出演とともに主な出演者の名前が出そろった。

 権力の手先となる“悪の化身”のような議員秘書・佐々岡充役に、イヤミな役でブレイクした木下ほうか。捜査一課長・下山益男役に利重剛。全話をかけてその正体がじわじわと明かされていく“キーパーソン”となる謎の女・島崎楓役に森川葵が出演。

 第1話で起こる国民的歌手の死亡事件において、大きな鍵を握る第一発見者・宮島清花役に、『動物戦隊ジュウオウジャー』(2016〜17年)や『賭ケグルイ』シリーズ(18年、19年)で注目を集めた柳美稀。国民的歌手・北見永士役には、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(18〜19年)で陽川咲也/パトレン2号(声)を演じ、一躍“子どもたちのヒーロー”となった横山涼をキャスティング。今回は歌やダンスに励み、さらに幅広い層の人々を夢中にさせる。

 また、柚木らが所属する「日本法医学研究院」のメンバーとして、佐津川愛美、小久保寿人、吉田ウーロン太、さらに怪しい動きを見せる国立大学の法医学准教授役で淵上泰史、国民的歌手の所属事務所社長役で猪野学が登場する。

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