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【詐欺メイク】登録者117万越えのYouTuberふくれな、三白眼に低い鼻…ガチすっぴん公開が転機に

 チャンネル登録者数117万人超、カップルYouTuberとしても活躍する人気YouTuberふくれなさん。2015年にデビューして以来、美容系YouTuberとして10代、20代を中心に絶大な支持を集めている。そんな彼女が話題になる転機となったのが2017年、初めてすっぴんを晒した3分10秒の動画だ。裸眼の小ささに対してコンプレックスを抱えていた彼女にとってカラコンを外すことは大きな抵抗があったが、その後押しをしてくれた人物がいたという。コンプレックスを解消するためのメイク術、YouTuberとしての苦悩、19歳の今感じている“ありのまま”を赤裸々に語ってもらった。

YouTuberふくれな(本人Instagramより)

YouTuberふくれな(本人Instagramより)

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■「遅れてる」という焦りから本格的にメイクをスタート。盛れを意識しすぎて真っ黒に

――初めてメイクをしたときのことを覚えていますか?
【ふくれな】小学6年のときですね。みんなで遊んでいて、百均とかのコスメで口紅とか塗ってみたらどうなるんやろう?っていう興味が湧いて。口紅とアイシャドウ、マスカラだけのポイントメイクでしたが、違和感しかなかったですね。メイクって大変やなっていう感想でした(笑)。結局それっきりになってしまいましたね。

――本格的なメイクをスタートしたのはいつ頃ですか?
【ふくれな】高校に入学したときです。私の通っていた高校はメイクOKの学校だったので、まわりの子も美意識が高くて「遅れてる」って焦ってやり始めました。その頃から鏡と向き合う時間が多くなって、自分のコンプレックスを意識するようになりましたね。

――どんなところにコンプレックスを感じていたのでしょうか?
【ふくれな】裸眼が小さいことや顔が大きいこと、ホクロが多い、鼻が低い……いろいろです。

――ふくれなさんのトレードマークでもあるカラコンもその頃から使い始めたのでしょうか?
【ふくれな】もともとコンタクトはしていましたが、カラコンは抵抗がありましたね。「●●で売ってるやつはアカン、薄くなったりする」みたいにいろいろ言われていたし、あまり知識もなかったので怖いなと思っていました。でもやっぱりかわいくなりたいなと思って高校1年生の時に付けはじめました。

――まわりの反応はいかがでしたか?
【ふくれな】まわりの友達も一気に化粧をしだして、垢抜けた感じだったので特別な反応はなかったですね。「メイクしてきてるやん」ぐらい(笑)。強いて言えば「そのリップかわいい、どこの?」という感じで軽く情報交換するくらいでした。

――メイク歴3〜4年程だと思いますが、メイクに関する知識がとても豊富で驚きます。
【ふくれな】それこそ私にとってはYouTubeが教科書でしたね。中学の頃からYouTubeのメイク動画が大好きでよく見ていたんです。当時メイクはしていなかったけど、動画はずっと見ていたので、知識だけは充実していました。

――高校に入学して初めて本格メイクをした時の完成度も高かったのではないですか?
【ふくれな】アイラインも黒で描いてガタガタだったし、アイシャドウもグラデーションとか全然できていなかった。一応やっているつもりだったけど「盛れ」を意識しすぎて真っ黒、真っ茶っちゃみたいな。今はだいぶ引き算がわかるようになりましたが、当時のメイクは足し算でしかなかったですね。現在のナチュラルとは真逆のガッツリメイクでした。

■流行りを意識しながらも”デカ目メイク”はハズせないポイント

――現在の「ふくれなメイク」で一番のこだわりは?
【ふくれな】「ナチュラルでいかにデカ目に見せるか」ですね。今はナチュラルメイクが流行っていますけど、その中で目が小さい人がどう上手く見せるかっていうところが難関なんです。流行りを取り入れた“デカ目メイク”をすることがポイントです。

――動画でも「詐欺メイク」とおっしゃっていますが、「詐欺メイク」を意識するようになったのはいつ頃からですか?
【ふくれな】アイプチをしていて奥二重から二重にすることでかなり変わっていたので、すっぴんになったときに「これって詐欺じゃね?」って自分で思いました(笑)。男の人には絶対見せられないなって思っていましたね。

――今はとても綺麗な二重になっていますね。
【ふくれな】寝ている間にもできるアイプチとかテープを毎日やって、クセをつけました。最近は何もしなくても二重を保っていられるようになってきましたが、前は二重の幅ももっと狭かったんです。

――ふくれなさんが考える「詐欺メイク」の定義とは?
【ふくれな】二重にすることですね。さらにダブルラインを引いて二重の線を強調したり、涙袋の影が描かれていることがポイントです。

――メイクをするようになって間もなくYouTubeに動画を上げ始めたふくれなさんですが、わずか3年でチャンネル登録者数が100万人を突破するほどの人気YouTuberとなりました。その活動の転機となったものは?
【ふくれな】やっぱりカップルでYouTubeを始めたときに、彼氏のM君が「すっぴんも見せれば?」と言ってくれたんですね。以前はカラコンを入れてファンデーションも塗ってから「はい、すっぴんです」ってやっていたんですけど……M君に「そんなに偽らんでもいいんじゃない」って言われまして。「ガチのすっぴんからじゃないとメイクで分からないこともあるし、動画としてもおもしろくなる」とアドバイスをくれて、そこで初めてすっぴんを披露しました。本当は「すっぴんもあんまり変わらんキャラ」でいきたいと思っていましたが、ガチのすっぴんを晒すことで「詐欺メイク」って自分でも言えるようになったのは私にとって大きいことでしたね。

――その時の視聴者の反応はいかがでしたか?
【ふくれな】「裸眼ちっちゃー」「三白眼」とか「ここまで変わる人初めて見た」とかいろいろ言われて、最初は結構落ち込みました……。でもずっと偽っていたので、すっぴんを出したことで自分の気持ちとしてもすごくスッキリしました。

――YouTuberというとても影響力のあるお仕事だけに、人気が出れば出るほど心無い声をぶつけられることも多いと思います。そんなときの対処法を教えてください。
【ふくれな】「こう言われた、どう思う?」とまずM君に相談していますね。もともと私は気にしちゃうタイプで、イラッとしたらすぐ動いてしまっていてそういうコメントに喧嘩腰で返信したりしていたんです(笑)。でも彼は「あんまり気にしなくて良いんじゃない?」という考え方の人なので、同棲し始めてからはキツいコメントをもらっても「まぁいっか」って流したり、我慢できるようになってきました。大人になりました(笑)。

――カップルチャンネルを始めようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?
【ふくれな】2年半ぐらい前にM君が大阪に来てくれてそこから同棲が始まったんですけど、その時は彼もYouTubeのチャンネルを持っていたんですよね。以前は友達とやっていたけど解散して「ソロではどうしようかな、YouTubeやめて就職しようかな」って悩んでいたので、「じゃあふたりでやろうや」って私から提案しました。当時カップルYouTuberは少なかったのでチャレンジ的な意味もありましたね。

――実際始めてみて反応はいかがでしたか?
【ふくれな】最初はやっぱり「すぐ別れるやろ」とか「こんなチャンネル作って黒歴史」って言われましたけど、最近は落ち着きました。

――カップルチャンネルを続けていく上で大切にしていることはなんですか?
【ふくれな】気分が落ち込んでいるときは撮影しない。ふたりとも作り笑顔ができないので、本当に楽しい時にしか撮らないって決めています。

――M君さんはふくれなさんにとってどんな存在ですか?
【ふくれな】M君って私に無いものをたくさん持っていて。しっかりしているんですよね。ちょっと頭脳派なところもあって、動画の企画も率先して考えてくれるし。ひとりでいると「このまま続けられるのかな」とかどんどん思考が悪循環になってしまうので、M君がいなくなってしまったらYouTubeを続けられないですね。

■「YouTubeからさらに幅を広げてファッションの世界でも活動していきたい」

――先日も関西コレクションに出演されたりと現在のお仕事はYouTubeだけにとどまらない印象です。そんなふくれなさんの活動について今、どのように感じていらっしゃいますか?
【ふくれな】YouTubeはもちろん、表に立つことをしたいなとずっと思っていたので、本当に満足しています。関西コレクションにも出していただけたので、これをきっかけにファッションにもチャレンジしてみたい。YouTube以外のお仕事も本当に楽しいので、いろいろとやっていきたいですね。

――モデル、はたまたプロデュースも!?
【ふくれな】できるのであれば……(笑)。今カラコンのプロデュースをさせていただいていますが、ファッションもいずれできたらいいなぁってぼんやりと考えています。メイクもファッションも大好きなので、YouTuberとしての活動を大切にしながらどんどん発信していきたいですね。
(取材・文:齋藤倫子、撮影:岡田一也)

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