弘兼憲史氏の人気漫画『島耕作』シリーズの主人公・島耕作が異世界で騎士に転生する漫画『騎士団長 島耕作』が、28日発売の『月刊コミックゼロサム』（一迅社）5月号より連載をスタートさせた。原案を弘兼氏、漫画を『拝み屋横丁顛末記』などの宮本福助氏が担当している。

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　同作は、ファーストターフ王国の忠実な騎士・シマが、御前試合の最中に頭を打ち、前世である島耕作のサラリーマン・課長時代の記憶を思い出し、記憶を頼りに異世界を生き抜くストーリー。第1話は、前世の記憶を思い出したところから展開され、中沢社長から部長就任を打診され引き受けた後に9年間の課長生活を思い出している姿や、転生先で王国騎士団の一員と知らされて驚く姿が描かれている。

　そのほか、前世で初芝電機の同期で大学の同級生であった樫村健三や課長時代の上司であった福田敬三などのキャラクターが、騎士やスライム？の姿になって登場している。

　1983年から現在まで週刊漫画雑誌『モーニング』（講談社）で連載されている『島耕作』シリーズは、サラリーマン島耕作の出世を描く人気漫画。課長、部長、社長、会長といろいろと役職が変わり、昨年11月には『モーニング』の編集長に就任。今回は異世界で「騎士」という役職を務めることになった。

　『騎士団長 島耕作』の連載は1月に告知されており、その際、ネット上では「#島耕作の次の役職を考えよう」と、島の新たな役職を考えることが話題に。「#島耕作の次の役職を考えよう」というハッシュタグが生まれて、「魔法少女 島耕作」「ドクター島耕作」「未来ロボ 島耕作」「パチプロ島耕作」など、さまざまな役職を考える動きが見られ、ツイッターのトレンド入りする事態になっていた。