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元キャンディーズ伊藤蘭がソロ歌手デビュー 「ドキドキ」41年ぶりコンサートも

 1970年代に一世を風靡し、78年4月4日に後楽園球場で解散した伝説のアイドルグループ、キャンディーズのランこと伊藤蘭(64)が、41年もの長い歳月を経てソロ歌手デビューすることが決定した。元キャンディーズの“センター”が、5月29日にオリジナルアルバム『My Bouquet(マイ・ブーケ)』をリリース。6月には旧後楽園球場(現・東京ドーム)に隣接する会場で初のソロコンサートも開催する。

元キャンディーズの伊藤蘭が41年ぶり歌手復帰&ソロデビュー

元キャンディーズの伊藤蘭が41年ぶり歌手復帰&ソロデビュー

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 「普通の女の子に戻りたい」の名言も生んだキャンディーズ解散後、80年に女優として復帰した伊藤は、映画・テレビ・舞台などに活躍の場を移し、89年1月に俳優・水谷豊(66)と結婚。近年では一人娘の趣里(28)も女優として活躍するなか、まさかのソロ歌手デビューを決めた。

 41年ぶり歌手復帰ともなる伊藤は「私もかなりな年齢になってきているんですけれども、まだもう少し何かやるためのエネルギーっていうのは残っているかなあと思えたところで、最終列車に飛び乗る感じの、行先はどこかちょっとわからないんですけど、『挑戦してみようかな』という心持ち」と胸中を明かし、「そもそも私がこの世界に入ったきっかけはやっぱり、歌とともにあったと思うので、この年齢になってもう一度歌と向き合ってみるチャンスをもらえたのかなと思って飛び込んでみることにしました」と意欲を燃やしている。

 楽曲提供は、井上陽水、阿木燿子&宇崎竜童、トータス松本、門あさ美、森雪之丞といったそうそうたる著名アーティスト/作家陣に加え、伊藤自身も作詞を3曲手がけた。100曲以上の候補曲の中から、懐かしさ漂う70年代歌謡ポップス、ボサノヴァ、スウイング・ジャズ、バラード、ポップロック、最新J-POPまで、バラエティーに富んだ11曲を収録し、タイトルどおり“ブーケ(花束)”のような色とりどりのアルバムに仕上がった。

 自身が作詞を手がけた楽曲について「メロディーが先行して出来上がっていた曲に私が詞を書かせていただいた曲も入っております。本当に私にとっては難しい作業ではあったんですけど、時を忘れるくらい楽しい時間になりました」と充実感をにじませ、「『女なら』という曲は幅広い年代の女性の気持ちが込められた曲なので、ぜひ年代を問わずさまざまな年代の方に聴いていただきたい1曲」と自信をみせた。YouTubeではアルバム収録曲のうち5曲のダイジェスト映像が公開され、CD発売に先駆けて歌声を聴くことができる。

 アルバムを携え、ソロでは初のコンサート『伊藤蘭 ファースト・ソロ・コンサート2019』が6月11・12日に東京・TOKYO DOME CITY HALL、6月14日に大阪・NHK大阪ホールで行われることも決定した。解散コンサートが行われた旧後楽園球場から目と鼻の先にある会場でコンサート活動を再スタートさせるとあり、かつてのファンの胸を熱くさせそうだ。

 伊藤は「今からドキドキなんです」と緊張しながらも「どうやら今年は音楽活動が中心の年になっていくような気配」と前向き。「アルバムもライブも皆さんに楽しんでいただけるように精一杯努めたいと思います。ぜひ両方楽しんでいただけるように頑張ります」と意気込み、「ぜひ気軽な感じで遊びに来てください」と呼びかけている。きょう14日からオフィシャル最速先行予約がスタート。

■『伊藤 蘭ファースト・ソロ・コンサート2019』
6月11日(火):東京・TOKYO DOME CITY HALL
6月12日(水):東京・TOKYO DOME CITY HALL
6月14日(金):大阪・NHK大阪ホール

■伊藤蘭『My Bouquet』(マイ・ブーケ)収録曲
・LALA TIME(作詞・作曲:井上陽水&みりん)
・Let's 微 Smilin'(作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童)
・あかり(作詞・作曲:小田和奏)
・Wink Wink(作詞:伊藤蘭 作曲:佐藤準)
・walking in the cherry(作詞・作曲:門あさ美)
・女なら(作詞:伊藤蘭 作曲:若田部誠)
・ああ私ったら!(作詞・作曲:トータス松本)
・秘密 (作詞:森雪之丞 作曲:丸谷マナブ)
・恋とカフェインとスイーツと猫舌(作詞:河口恭吾 作曲:平井夏美)
・マグノリアの白い花 (作詞:岡 恵美子 作曲:陣内大蔵)
・ミモザのときめき (作詞:伊藤蘭 作曲:ユカリエ)
※曲順未定

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