心不全のため12日に亡くなった、女優の市原悦子(本名・塩見悦子/享年82)さんの告別式が18日、東京・青山葬儀所でしめやかに営まれた。俳優の中尾彬と池波志乃夫妻、ベンガル、林遣都、相島一之、フリーアナウンサーの赤江珠緒、電撃ネットワークの南部虎弾などが訪れ、合わせて約500人が参列した。 式の冒頭では、市原さんの「想い出の名場面」をまとめた映像が約10分にわたって上映。続けて、市原さんの初主演作『蕨野行』でメガホンをとった恩地日出夫監督が弔辞を務め「1957年に『雪国』という映画の衣装合わせで、えっちゃんを見た時、僕は撮影所に入ってから、原節子さんをはじめとした美人女優ばかりで食傷気味だったので『こういう人もいるんだ』と思ったことを覚えています。後年、そのことを話したら『どうせ私は不美人ですよ』と言っていて、失礼なことを言っていたなと思いました」と天を仰いだ。
2019/01/18