つい最近では、『ちびまる子ちゃん』の作者で、エッセイストとしても知られた漫画家のさくらももこさん(享年53)が、乳がんで亡くなった。毎年1万人以上の女性が命を落としている乳がん。しかし、ほかのがんに比べ、早期発見であればあるほど生存率は高まると言われている。そのカギを握るのが、定期的な自己検診と乳がん検診だ。国立研究開発法人国立がん研究センターと全国自治体、NHK総合の番組『ガッテン!』(毎週水曜 後7:30〜8:15)が連動し、乳がん検診受診を呼びかけるという、前代未聞のプロジェクトが行われる。 まず、国立がん研究センターが、44都道府県約360市区町村と協働し、各自治体の乳がん検診助成対象住民約86万人へ検診受診の個別通知(圧着はがき)を9月初旬に送付。今月5日放送の『ガッテン!』(8日に再放送)では、乳がん検診特集を組み、国立がん研究センター保健社会学研究部の溝田友里室長が出演し、乳がんに関する基礎知識、検診の利点・限界を示すとともに同個別通知はがきについても紹介し、乳がん検診受診の呼びかけを行う、というもの。
2018/09/03