大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの作者・荒木飛呂彦氏(58)が21日、東京・国立新美術館で行われた『荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋』内覧会に出席。自身が描き下ろした2メートルの大型原画を見て、制作の目的や今の心境を語った。
展覧会では、作品の世界観や影響力が波紋のように拡がっていく様を、最大規模の原画枚数、関係資料をもとに、多角的かつ斬新な手法を取り入れ展示数約200点、原画約280枚を展示。過去に開催してきた展覧会の集大成の祭典となり、初公開を含む豊富な肉筆原画や関係資料、最大の見どころである同展のみ公開の荒木氏が描き下ろした高さ2メートルの大型新作原画12枚が、この日、お披露目された。
その大型原画を前に荒木氏は「この絵を描いた目的が、見ている私たちの世界とキャラクターの世界が同じ空間に存在させたいと思って。承太郎は190センチを超えるのですが、人間の目線で見てキャラと一体化しているような感じで描きました」と告白。
DIOの原画を見て「ちょっと失敗した部分があって…」と話を切り出し「DIOの背景の色が濃かったかなと。描いていると気づかなくて、国立新美術館の照明が美しすぎるのか、きのう見た時『濃いな〜』と思いました。失敗して、直したかったです」と少し悔しがる表情を見せた。
大型原画はDIOのほか人気キャラクター・空条承太郎やイギー、カーズなどもあり、これらのキャラクターを選んだ基準について、「読者の人気があるからということではないです」と即答。「単純にキャラクターのシルエットで選びました。髪型や帽子をかぶっているとか、ファッションの部分など被らないように構成しました」と明かしつつ「ただ、承太郎とDIOというのは、『ジョジョの奇妙な冒険』の象徴的な人物ですので、それは一番最初に(12枚の中に)2人入れて考えました」と思い入れがあるキャラクターだと伝えた。
さらに、「自分で描いていてよかったのは、カーズの半ヌード。結構、自分ではよかったです」と笑わせた。
東京会場は国立新美術館で24日から10月1日まで、大阪会場は大阪文化会館・天保山(海遊館となり)で11月25日から来年1月14日まで開催される。
(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
展覧会では、作品の世界観や影響力が波紋のように拡がっていく様を、最大規模の原画枚数、関係資料をもとに、多角的かつ斬新な手法を取り入れ展示数約200点、原画約280枚を展示。過去に開催してきた展覧会の集大成の祭典となり、初公開を含む豊富な肉筆原画や関係資料、最大の見どころである同展のみ公開の荒木氏が描き下ろした高さ2メートルの大型新作原画12枚が、この日、お披露目された。
その大型原画を前に荒木氏は「この絵を描いた目的が、見ている私たちの世界とキャラクターの世界が同じ空間に存在させたいと思って。承太郎は190センチを超えるのですが、人間の目線で見てキャラと一体化しているような感じで描きました」と告白。
DIOの原画を見て「ちょっと失敗した部分があって…」と話を切り出し「DIOの背景の色が濃かったかなと。描いていると気づかなくて、国立新美術館の照明が美しすぎるのか、きのう見た時『濃いな〜』と思いました。失敗して、直したかったです」と少し悔しがる表情を見せた。
大型原画はDIOのほか人気キャラクター・空条承太郎やイギー、カーズなどもあり、これらのキャラクターを選んだ基準について、「読者の人気があるからということではないです」と即答。「単純にキャラクターのシルエットで選びました。髪型や帽子をかぶっているとか、ファッションの部分など被らないように構成しました」と明かしつつ「ただ、承太郎とDIOというのは、『ジョジョの奇妙な冒険』の象徴的な人物ですので、それは一番最初に(12枚の中に)2人入れて考えました」と思い入れがあるキャラクターだと伝えた。
さらに、「自分で描いていてよかったのは、カーズの半ヌード。結構、自分ではよかったです」と笑わせた。
東京会場は国立新美術館で24日から10月1日まで、大阪会場は大阪文化会館・天保山(海遊館となり)で11月25日から来年1月14日まで開催される。
(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
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2018/08/21