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日本の漫画原作『アリータ』J.キャメロン「木城さんが作った世界を最大限映画にした」

 世界15の国と地域で翻訳された木城ゆきと氏の漫画『銃夢』を、『タイタニック』『アバター』のジェームズ・キャメロン製作・脚本で映画化した『アリータ:バトル・エンジェル』の日本公開日が12月21日に決定し、予告編【覚醒】編が公開された。

日本の漫画原作、ジェームズ・キャメロン製作・脚本の『アリータ:バトル・エンジェル』12月21日公開(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

日本の漫画原作、ジェームズ・キャメロン製作・脚本の『アリータ:バトル・エンジェル』12月21日公開(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

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 日本時間の 24日午前0時にキャメロン、長年キャメロンの製作パートナーとして大ヒット作を世に送り出してきたジョン・ランドー、25年もの歳月をかけて温めてきた本作を構想してきたキャメロンから「僕の脚本を生かしつつ彼自身の作品に
した」と監督を任されたロバート・ロドリゲス、ヒロイン・アリータを演じたローサ・サラザールが緊急ライブを実施し、日本を含む 32ヶ国に字幕付き(一部のみ)で同時配信され、全世界のファンから集まった質問にリアルタイムで答えた。

 キャメロンが、公の場で本作について語るのは今回が“初”。この貴重な場で、「原作は、斬新で創造的で最先端、美しく、恐ろしく、驚異的だ。木城さんが作った世界を映画に収まる範囲で最大限映画にした」と原作へのリスペクトを明かしつつ、本作への自信をのぞかせた。さらに、原作者の木城氏がセットを訪れた際にアリータが机を叩くシーンを撮影していたといい、「あのシーンは原作からそのまま取ったものだ、同じ絵が原作にある」と、コメント。該当シーンは、公開された予告編【覚醒】編で見ることができる。

 舞台は数百年先の未来。<アイアン・シティ>のスクラップの山の中で奇跡的に脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグの少女アリータ。彼女はサイバー医師のイド博士(クリストフ・ヴァルツ)によって、新たなサイボーグの体を与えられる。目を覚ましたアリータだが自分の過去も、自分がいる世界についての記憶も一切ない。アリータが“特別な繋がりを感じる”という体を見つけ、イド博士に「私に何か隠してるでしょ?」と問い詰めると「思い出さない方がいいこともある」と真相を隠されてしまう。しかし、謎の男ベクター(マハーシャラ・アリ)は「彼女は唯一の生き残りだ。300 年前に失われたはずの“最終兵器”。彼女は世界の秩序を脅かす」とその驚異を明かす。

 そんな“兵器”として作られたという壮絶な過去を持つアリータを破壊しようと凶悪な殺人サイボーグたちが次々と襲い掛かるが、あどけない外見とは裏腹にアリータは驚異的な格闘スキルで相手を圧倒。誰も観たことのない手に汗握るスピード感満載のアクションシーンが展開される。

 原作漫画をリスペクトする製作陣のこだわりにより、アリータは全てモーション・キャプチャーによる CG で製作された。サラザールは「作品に出演しているとモーション・キャプチャーであることを忘れてしまうように、アリータはたまたまサイバネティック製の体を持ち、ひどく忘れられない過去を持っているというだけなの。アリータは普通の女の子よ。私と同じでさまざまな感情がある。サイバネティックでの部分以外は共感できるわ」と、キャラクターについて言及した。

 『タイタニック』、『アバター』をしのぐ未だかつてない圧倒的な映像で描きだす世界観と超絶的なアクション、そして映画史に新たに名を遺すことになるだろう“ヒーロー・ヒロイン”の誕生が描かれる本作。アリータがさまざまな人と出会い、やがて少女としての心が芽生えていく成長を描くドラマティックなストーリーにも注目だ。

■ライブQ&Aは下記で見ることができる
https://www.youtube.com/watch?v=a0u3tQpr4iQ

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