俳優の上川隆也が“パーフェクトな執事”に扮し、仕える奥様のために事件の謎を鮮やかに解き明かす、テレビ東京系金曜8時のドラマ『執事 西園寺の名推理』(毎週金曜 後8:00)。劇中でも「漫画の世界だけじゃないの?」というせりふ(第1話、佐藤二朗演じる丸山刑事)もあったくらい、日本で本物の執事と出会う機会はめったにないので、創作の世界の執事しか知らないけれど、上川は最高の“はまり役”と、期待どおりの評判だ。事実、初回の番組視聴率は7.9%を記録し、同局のゴールデンタイムの平均6.6%(2017年下期)を上回る好スタートを切った。 原作のない、オリジナル脚本の同ドラマ。そもそも、「もしも上川隆也が、私だけの執事だったら…そんな願望(妄想?)から生まれた企画。“かっこいい”“真面目”“誠実そう”といったパブリックイメージがある上川さんが、あなただけのために傅(かしず)いてくれる執事になってくれれば、世の中の女性の方々もキュンとされるのではないかと、そんな思いから始まりました」(テレビ東京制作局ドラマ制作部中川順平プロデューサー)。