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映画『パンク侍』主題歌にセックス・ピストルズ「アナーキー・イン・ザ・U.K.」 邦画では初

 英パンクバンド、セックス・ピストルズの代表曲「アナーキー・イン・ザ・U.K.」が、俳優・綾野剛が主演する映画『パンク侍、斬られて候』(6月30日公開)の主題歌に起用されたことが8日、わかった。日本映画の主題歌に同バンドの楽曲が公式に使用されるのは今回が初となる。

『パンク侍、斬られて候』主題歌にセックス・ピストルズ「アナーキー・イン・ザ・U.K.」 (C)ユニバーサル ミュージック

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 同作は、町田康氏の小説を実写化。脚本はNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』や、2019年の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』を手がける宮藤官九郎氏、監督は『爆裂都市 BURST CITY』(82年)、『シャニダールの花』(13年)などの石井岳龍氏が担当。綾野は、“超人的剣客”にして“テキトーなプータロー侍”の主人公・掛十之進を演じる。

 セックス・ピストルズはパンクロックの代名詞ともいえる伝説のバンドで、後の音楽界に多大な影響を与えた。これまで彼らの伝記映画など、同バンドの音楽が使用された映像作品は多いが、日本映画の主題歌として公式に楽曲が使用されるのは今回が初めて。同曲は1977年に発表されたアルバム『Never Mind The Bollocks, Here's The Sex Pistols:勝手にしやがれ!!』に収録されており、バンドの代表曲の一つ。

 石井監督は、音楽の常識を塗り替えた歴史的楽曲を主題歌に起用したことについて「今回はこれしかない。あなーきー・いんざ・行(ゆ)けー!!」と楽曲になぞらえコメントしている。

 同日、これまで映画のビジュアルや特報に登場し話題となっていた“将軍の格好をした猿”「大臼延珍(デウス ノブウズ)」役を俳優の永瀬正敏が務めていることも明らかになった。永瀬は「僕は石井監督の作品4回目なんですけど、呼んでいただける度にとてもうれしいです。今回は町田康さんの原作ですし、世の中驚いちゃうんじゃないですかね。カテゴライズできない映画。ニューシネマができるんだと思います」と意気込んでいる。

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  • 『パンク侍、斬られて候』主題歌にセックス・ピストルズ「アナーキー・イン・ザ・U.K.」 (C)ユニバーサル ミュージック
  • 大臼延珍を演じる永瀬正敏 (C)エイベックス通信放送

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