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東宝シンデレラGP・福本莉子が映画初出演 『のみとり侍』町娘役「とても新鮮」

 第8回『東宝シンデレラ』(2016)オーディションでグランプリを受賞した福本莉子(16)が、阿部寛が主演する時代劇『のみとり侍』(5月18日公開)で映画に初出演したことが26日、わかった。「初めての映画が時代劇で、撮影所が京都の太秦にある東映撮影所という伝統ある場所。そして阿部寛さんはじめ豪華なキャスト陣に驚きました」と話しており、現場での初々しい姿を収めたメイキング映像も公開された。

映画『のみとり侍』に出演する福本莉子 (C)2018「のみとり侍」製作委員会

映画『のみとり侍』に出演する福本莉子 (C)2018「のみとり侍」製作委員会

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 原作は、綿密な時代考証を基にユーモアを交え当時の社会を表現する歴史小説の第一人者・小松重男氏の傑作短篇集「蚤とり侍」。その内の人気エピソードを基に『後妻業の女』の鶴橋康夫監督自身が物語を再構築し、監督・脚本を一手に担う。

 作中では、江戸時代に実在した猫の“のみとり”稼業を中心に描かれる。“のみとり”とは、お客様の飼い猫ののみを取って日銭を稼ぐ仕事。しかし、その実態は女性に愛をご奉仕する裏稼業だった。そんな裏稼業を命じられてしまうエリート藩士・寛之進を阿部が演じ、寺島しのぶ豊川悦司斎藤工風間杜夫大竹しのぶ前田敦子松重豊桂文枝らが共演する。

 福本は、沢口靖子長澤まさみらを輩出したことで有名な『東宝シンデレラオーディション』でグランプリに輝き、芸能界デビュー。雑誌『Seventeen』の専属モデルや『NHK Eテレ高校講座 物理基礎』にレギュラー出演するなど活躍の場を広げ、『センセイ君主』(8月1日公開)への出演も決まっている。

 今回演じたのは、寛之進が猫ののみとりを命ぜられて、暮らすことになる長屋の住人の娘・おみつ。貧しく身を粉にして日々働き、小さい子どもたちの面倒も見るしっかり者。読み書きを無償で教えてくれる佐伯友之介(斎藤)に秘かな恋心を抱きつつも、一生懸命勉学にも勤しみ、友之介が病に伏せたときには率先して看病を行う優しさを持った健気な娘だ。

 福本は「京都の太秦での撮影はまるで異国に来たような感じで、太秦に着いたらかつらを被り、着物を着るというルーティーンが今までにない経験だったので毎日とても新鮮でした」とコメント。子役たちに積極的に話しかけて距離を縮めるなど役作りに励み、「斎藤工さん演じる友之介に恋心を抱いている女の子であることをしっかりと意識して演じました。阿部さんも斎藤さんもとても優しくしてくださり、すてきで紳士な方々でした」と話している。

 福本の出演シーンは、おみつはじめ長屋の住人たちの暮らしぶりや人情がエリート侍だった寛之進の心情を変えていくという重要なシークエンスとなっている。鶴橋監督は「撮影現場では、はしゃいでいる子どもたちの中で一緒にならずに密かに座っている。それでも一度、演技が始まるとしっかりと長屋の子どもたちのリーダーになっているのを見たときは、今後女優として間違いなく伸びていくだろうと思いました。時代劇であれ現代劇であれ、期待することがいっぱいある女優ですね」と太鼓判を押した。

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関連写真

  • 映画『のみとり侍』に出演する福本莉子 (C)2018「のみとり侍」製作委員会
  • 長屋の住人で左官職人の娘・おみつを演じる(C)2018「のみとり侍」製作委員会

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