スタジオジブリの宮崎駿監督が映画『風立ちぬ』(2013年)以降、初めて手掛けた映像作品『毛虫のボロ』(原作・脚本・監督)の完成披露試写会が14日、東京・三鷹の森ジブリ美術館の映像展示室「土星座」で行われた。上映に際し、宮崎監督は書面でことばを寄せ、安西香月館長が代読。「音をあててくれたタモリさんに感謝します。タモリさんなくては、この映画は完成しませんでした。ありがとう」と、声と音を担当したタモリに感謝した。 タモリは、14分20秒の作品の中で、主人公の毛虫ボロが発する声のようなものから、葉っぱを食べる音、ほかの昆虫たちが羽を羽ばたかせる音、女の子がこぐ三輪車から聞こえてくる音など、すべての効果音や擬音を声で演じている。同美術館のみで上映されるオリジナル短編アニメーションでは、『やどさがし』にも声と音で参加している。
2018/03/14