日本文学振興会は16日、『第158回芥川賞・直木賞(平成29年度下半期)』の選考会を東京・築地「新喜楽」で開き、直木三十五賞に門井慶喜氏『銀河鉄道の父』、芥川龍之介賞に石井遊佳氏の『百年泥』と若竹千佐子氏の『おらおらでひとりいぐも』を選出した。初小説『ふたご』で直木賞にノミネートされた人気バンド・SEKAI NO OWARIのSaoriこと藤崎彩織は受賞を逃した。 門井氏は1971年11月2日群馬県桐生市生まれ。栃木県宇都宮市出身。94年同志社大学文学部文化学科文化史学専攻(日本史)卒業。2003年「キッドナッパーズ」で第42回オール讀物推理小説新人賞受賞。06年『天才たちの値段』で単行本デビュー。15年に『東京帝大叡古教授』で第153回直木賞、16年に『家康、江戸を建てる』で第155回直木賞候補になっていた。
2018/01/16