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落語家・柳家小蝠さん、肺炎のため死去 42歳 4年前に真打昇進

 落語家の柳家小蝠(やなぎや・こふく=本名:新井淳一)さんが12日、肺炎のため都内の病院で亡くなった。享年42。13日に落語芸術協会(芸協)が発表した。今月5日の東京・上野広小路亭初席が最後の高座となった。演目は「表札」。

肺炎のため42歳の若さで急逝した落語家の柳家小蝠さん

肺炎のため42歳の若さで急逝した落語家の柳家小蝠さん

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 小蝠さんは1975(昭和50)年11月16日、群馬県高崎市生まれ。1994(平成6)年、五代目立川談志に入門、「志っ平」と名乗る。2001(平成13)年、十代目桂文治門下へ移籍、「桂前助」と改名。04(平成16)年、文治没後、柳家蝠丸門下へ移り、05(平成17)年2月に柳家小蝠を襲名し二ツ目昇進。2014(平成26)年5月に真打昇進。

 先代文治師匠の演目や芸協に古くから伝わる新作落語「芸協噺」を好んで演じ、その芸歴に裏打ちされた語り口は親しみやすく、技巧派の演者だった。得意演目は「おしくら」「旅行日記」「親子酒」「蛙茶番」「木乃伊取り」「掛け取り」。

 先輩から愛され、後輩からも慕われる存在で、「当協会において欠かすことのできない特別な若手演者でした。あまりにも若すぎる突然の訃報が悔やまれてなりません」(芸協)と、早すぎる死を悼んだ。
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