ORICON NEWS
SMAP、マラソン、ボクシング…岡村隆史が振り返る「オファーシリーズ」20年史
“水色ジャージの男”が4年ぶりに帰ってくる。きょう放送のフジテレビ系『めちゃ×2イケてるっ！スペシャル』（後6：30～8：54）で、1997年10月にスタートした「オカムラオファーシリーズ」の20周年＆第15弾企画が放送される。このシリーズの主役はもちろん、今回は歌手の三浦大知と一緒にステージで踊ったナインティナイン・岡村隆史（47）。これまでの挑戦を振り返り「オファーシリーズって、毎回楽しくはないんですよ…」と率直な思いを打ち明けた。
記念すべきオファー第1弾では、ジャニーズJr.に入り、SMAPのコンサートに飛び入り参加したが、「今でも思い出に残っています。この時は特に『これ、何がオモロイんやろうな』って思っていた」。手応えのないままダンスを終えると、珍しく相方の矢部浩之に「オモロかった？」と尋ねたところ「相方が『今までのめちゃイケで一番面白かったと思うで』って言ってくれた。でも、僕はカメラが回っているところで『もう、二度とやりません』って宣言してしまったんですよね…」と若気の至りを反省した。
99年の第6弾でフルマラソンに挑戦した際には、現場が“ピリピリ”していたという。「スタッフの方が『1キロ7分ペースで走れば、放送時間に間に合います』って言うんですが、僕が『それって、信号の計算とかしていますか？』って聞くと『そうでした…』って感じで（笑）。信号の計算が入っていないから、最後の方には技術さんから『おい、間に合わねーぞ！』って怒られて、こっちも『わかってるわ！』ってなっちゃいました。フルマラソンをするとランナーズハイがあるって話ですけど、おかげで一切なかった」。
2004年に行われた具志堅用高とのボクシング対決は、ナイナイがMCを務める『27時間テレビ』のクライマックスという無謀な挑戦に。打診された時から、岡村の頭の中は「？」でいっぱいだった。「めずらしく、総合演出が僕の家に来て、焼酎飲みながら『倒れても立ち上がる岡村隆史が見たい』と口説かれたんですけど、それ漫画の世界やんって（笑）。でも、加藤浩次がマラソン一生懸命走っていてゴールしたら、僕と具志堅さんが戦って、みんなそっちに夢中だったっていう壮大なコントだということで、引き受けたものが…」。しかし、リングに向かう前に肝心の加藤のマラソンが間に合わないことが判明し、事態が急変した。
「加藤浩次が帰って来れないってなると、スタッフが『じゃあ（メインは）ボクシングだね』という流れになった。ほかの人たちは状況を知らない訳ですから、ボクシングの最後に何かオチがあるだろうって期待していたと思うんですけど、ただただ真剣にボクシングして終わった（笑）。あの時の対戦相手としての具志堅さんは、本当にスゴい怖い顔をしてはって…もう二度とボクシングはやりたくないです」。
これまでのオファーシリーズの一場面が、A4サイズの用紙1枚にギュッと収められた資料を眺めながら「そうや、中国ゴマやりながら早稲田大学の受験もやっていました。あの時は『何やってねんやろう』っていう思いが強かった」や「テニスの時はケガをしていたので、万全な状態やったら、もうちょっと杉山愛にバチコーンいけたと思う」など、岡村の口から、まるできのうのことのようにエピソードが次々と飛び出す。その様子を見ていると、岡村自身にとっても「オファーシリーズ」がいかに大きな存在となっているかが伝わってきた。
ギリギリまで自身を追い込み、コメディアンとして常に最高のパフォーマンスを見せる原動力は、相手へのリスペクトと昨年20周年を迎えた『めちゃイケ』への“愛”だ。「26歳の時に始まったんですが、はじめの頃は『若手だけで土曜の8時が務まるのか』という感じだった。そこから、なんとか20年以上やってきて、やっぱり『めちゃイケ』に育ててもらったという思いがメンバー全員あると思います。無謀な企画でも『やるぞ』って言われたら、全員が『やります』という、そういうチームでやってきた。めいめい仕事が増えてきたとしても『めちゃイケ』っていうホームに戻ってきたら『やらないとね』っていう意識になりますね」。20年という節目を迎えた“水色ジャージ男”の勇姿を、じっくりこの目に焼き付けたい。
◆これまでの「岡村オファーシリーズ」の歴史
第1弾 1997年10月4日 ジャニーズJr.に入り、SMAPのコンサートに飛び入り参加
第2弾 1998年5月2日 中居正広主演の月9ドラマ『ブラザーズ』にゲスト出演
第3弾 1998年6月20・27日 一般視聴者の結婚披露宴の司会に挑戦
第4弾 1998年12月26日 『新春かくし芸大会』で中国ゴマに挑戦
第5弾 1999年10月9日 ムツゴロウさん（畑正憲）と競馬対決
第6弾 1999年12月31日 42.195キロのマラソンに挑戦
第7弾 2000年10月14日 劇団四季のミュージカル『ライオンキング』に出演
第8弾 2001年10月13日 「モーニング娘。」の修学旅行を引率、コンサートにも出演
第9弾 2004年7月24～25日 具志堅用高とボクシング対決
第10弾 2005年10月8日 横峯さくらとゴルフ対決
第11弾 2007年10月6日 EXILEのライブに出演
第12弾 2008年10月4日 松岡修造の指導のもと、杉山愛とテニス対決
第13弾 2013年9月21日 市川海老蔵の歌舞伎に出演
第14弾 2013年10月12日 引退するHIROのため、EXILEのライブに出演
第15弾 2017年10月14日 三浦大知のライブに出演
記念すべきオファー第1弾では、ジャニーズJr.に入り、SMAPのコンサートに飛び入り参加したが、「今でも思い出に残っています。この時は特に『これ、何がオモロイんやろうな』って思っていた」。手応えのないままダンスを終えると、珍しく相方の矢部浩之に「オモロかった？」と尋ねたところ「相方が『今までのめちゃイケで一番面白かったと思うで』って言ってくれた。でも、僕はカメラが回っているところで『もう、二度とやりません』って宣言してしまったんですよね…」と若気の至りを反省した。
99年の第6弾でフルマラソンに挑戦した際には、現場が“ピリピリ”していたという。「スタッフの方が『1キロ7分ペースで走れば、放送時間に間に合います』って言うんですが、僕が『それって、信号の計算とかしていますか？』って聞くと『そうでした…』って感じで（笑）。信号の計算が入っていないから、最後の方には技術さんから『おい、間に合わねーぞ！』って怒られて、こっちも『わかってるわ！』ってなっちゃいました。フルマラソンをするとランナーズハイがあるって話ですけど、おかげで一切なかった」。
2004年に行われた具志堅用高とのボクシング対決は、ナイナイがMCを務める『27時間テレビ』のクライマックスという無謀な挑戦に。打診された時から、岡村の頭の中は「？」でいっぱいだった。「めずらしく、総合演出が僕の家に来て、焼酎飲みながら『倒れても立ち上がる岡村隆史が見たい』と口説かれたんですけど、それ漫画の世界やんって（笑）。でも、加藤浩次がマラソン一生懸命走っていてゴールしたら、僕と具志堅さんが戦って、みんなそっちに夢中だったっていう壮大なコントだということで、引き受けたものが…」。しかし、リングに向かう前に肝心の加藤のマラソンが間に合わないことが判明し、事態が急変した。
「加藤浩次が帰って来れないってなると、スタッフが『じゃあ（メインは）ボクシングだね』という流れになった。ほかの人たちは状況を知らない訳ですから、ボクシングの最後に何かオチがあるだろうって期待していたと思うんですけど、ただただ真剣にボクシングして終わった（笑）。あの時の対戦相手としての具志堅さんは、本当にスゴい怖い顔をしてはって…もう二度とボクシングはやりたくないです」。
これまでのオファーシリーズの一場面が、A4サイズの用紙1枚にギュッと収められた資料を眺めながら「そうや、中国ゴマやりながら早稲田大学の受験もやっていました。あの時は『何やってねんやろう』っていう思いが強かった」や「テニスの時はケガをしていたので、万全な状態やったら、もうちょっと杉山愛にバチコーンいけたと思う」など、岡村の口から、まるできのうのことのようにエピソードが次々と飛び出す。その様子を見ていると、岡村自身にとっても「オファーシリーズ」がいかに大きな存在となっているかが伝わってきた。
ギリギリまで自身を追い込み、コメディアンとして常に最高のパフォーマンスを見せる原動力は、相手へのリスペクトと昨年20周年を迎えた『めちゃイケ』への“愛”だ。「26歳の時に始まったんですが、はじめの頃は『若手だけで土曜の8時が務まるのか』という感じだった。そこから、なんとか20年以上やってきて、やっぱり『めちゃイケ』に育ててもらったという思いがメンバー全員あると思います。無謀な企画でも『やるぞ』って言われたら、全員が『やります』という、そういうチームでやってきた。めいめい仕事が増えてきたとしても『めちゃイケ』っていうホームに戻ってきたら『やらないとね』っていう意識になりますね」。20年という節目を迎えた“水色ジャージ男”の勇姿を、じっくりこの目に焼き付けたい。
◆これまでの「岡村オファーシリーズ」の歴史
第1弾 1997年10月4日 ジャニーズJr.に入り、SMAPのコンサートに飛び入り参加
第2弾 1998年5月2日 中居正広主演の月9ドラマ『ブラザーズ』にゲスト出演
第3弾 1998年6月20・27日 一般視聴者の結婚披露宴の司会に挑戦
第4弾 1998年12月26日 『新春かくし芸大会』で中国ゴマに挑戦
第5弾 1999年10月9日 ムツゴロウさん（畑正憲）と競馬対決
第6弾 1999年12月31日 42.195キロのマラソンに挑戦
第7弾 2000年10月14日 劇団四季のミュージカル『ライオンキング』に出演
第8弾 2001年10月13日 「モーニング娘。」の修学旅行を引率、コンサートにも出演
第9弾 2004年7月24～25日 具志堅用高とボクシング対決
第10弾 2005年10月8日 横峯さくらとゴルフ対決
第11弾 2007年10月6日 EXILEのライブに出演
第12弾 2008年10月4日 松岡修造の指導のもと、杉山愛とテニス対決
第13弾 2013年9月21日 市川海老蔵の歌舞伎に出演
第14弾 2013年10月12日 引退するHIROのため、EXILEのライブに出演
第15弾 2017年10月14日 三浦大知のライブに出演
コメントする・見る
関連写真
この記事の写真を見る（全21枚）2017/10/14
