タレントのビートたけし(70)が19日、都内で行われた自身初となる恋愛小説『アナログ』(22日発売 新潮社)出版記念取材会に出席。同書の執筆にかなり苦労したといい「映画だったら、映像で3秒だけで表現できることが、言葉にするとあらゆることを説明しないといけなくなっちゃうから4ページくらいになって、そこが本当に大変だった」と明かした。
芥川賞を受賞したピースの又吉直樹に触発されて、小説に取りかかったというたけしだが「又吉が書けるなら、オレも書けると思っていたんだけど、実際にやってみたらとんでもねーなって感じだった。やっぱり映画の方が圧倒的に得意だなって思って、そこがジレンマだったね」と本音をポツリ。そんなつらい執筆の支えになったものを聞かれると「やっぱり、又吉とか作家連中に対する恨みつらみだね」と笑わせた。
タイトルに込めた思いについては「デジタルとかスマホとか嫌いで、あれってIT業界が世界中の奴らに手錠をかけたって思っていて、それによってお金の流れとか行動が規制されるようになった。便利なことは便利なんだけど、そんな風にお金を搾り取るシステムになっていて、それによって中間層っていうのがいなくなって、2極化が進んだんじゃないかな」と力説。
ノートに必要な要素を手書きしながら執筆にあたったようで「映画の脚本と一緒で、設定を決めて書いていった。喫茶店が出てくるんだけど、実際にあるところじゃないから、その内部を説明するために自分で喫茶店の絵を描いてみたりした。言葉だけで表現するにはそこまでしないといけないから本当に作家って難しいよな」としみじみ。「書いていて感じたけど、漫才と小説は本当に正反対。漫才は5分って時間が決まっているけど、小説は制限がないから」と言葉に力を込めた。
フジテレビ系長編特別番組『FNS27時間テレビ にほんのれきし』の総合司会、自身が手がけるシリーズプロジェクト「アウトレイジ」最新作の公開と、今年に入ってさらに精力的に活動を行っているが「今年はよくやったよ…」とかみしめるように話し、「本当はやらなくてもいいんだけど、やっぱり自分に負荷をかけないといけないと思っているし、新しいことをやれなくなるのが怖いから、チャンスをくれるんだったらやりたいなと思います」と自身の哲学を語っていた。
■『アナログ』のあらすじ
「お互いに会いたいという気持ちがあれば、絶対に会えますよ」。すべてがデジタル化する世界で悟とみゆきが交わした、たったひとつの不器用な約束。素性も連絡先も知らないまま、なぜか強烈に惹かれあう2人の「アナログ」な関係が始まった。
芥川賞を受賞したピースの又吉直樹に触発されて、小説に取りかかったというたけしだが「又吉が書けるなら、オレも書けると思っていたんだけど、実際にやってみたらとんでもねーなって感じだった。やっぱり映画の方が圧倒的に得意だなって思って、そこがジレンマだったね」と本音をポツリ。そんなつらい執筆の支えになったものを聞かれると「やっぱり、又吉とか作家連中に対する恨みつらみだね」と笑わせた。
タイトルに込めた思いについては「デジタルとかスマホとか嫌いで、あれってIT業界が世界中の奴らに手錠をかけたって思っていて、それによってお金の流れとか行動が規制されるようになった。便利なことは便利なんだけど、そんな風にお金を搾り取るシステムになっていて、それによって中間層っていうのがいなくなって、2極化が進んだんじゃないかな」と力説。
ノートに必要な要素を手書きしながら執筆にあたったようで「映画の脚本と一緒で、設定を決めて書いていった。喫茶店が出てくるんだけど、実際にあるところじゃないから、その内部を説明するために自分で喫茶店の絵を描いてみたりした。言葉だけで表現するにはそこまでしないといけないから本当に作家って難しいよな」としみじみ。「書いていて感じたけど、漫才と小説は本当に正反対。漫才は5分って時間が決まっているけど、小説は制限がないから」と言葉に力を込めた。
フジテレビ系長編特別番組『FNS27時間テレビ にほんのれきし』の総合司会、自身が手がけるシリーズプロジェクト「アウトレイジ」最新作の公開と、今年に入ってさらに精力的に活動を行っているが「今年はよくやったよ…」とかみしめるように話し、「本当はやらなくてもいいんだけど、やっぱり自分に負荷をかけないといけないと思っているし、新しいことをやれなくなるのが怖いから、チャンスをくれるんだったらやりたいなと思います」と自身の哲学を語っていた。
■『アナログ』のあらすじ
「お互いに会いたいという気持ちがあれば、絶対に会えますよ」。すべてがデジタル化する世界で悟とみゆきが交わした、たったひとつの不器用な約束。素性も連絡先も知らないまま、なぜか強烈に惹かれあう2人の「アナログ」な関係が始まった。
コメントする・見る
2017/09/19