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「ゴンドラの唄」が話題 『ひよっこ』『やすらぎの郷』で使用

 「♪いのち短し 恋せよ乙女」と歌う「ゴンドラの唄」がにわかに話題だ。今月2日にNHKで放送された連続テレビ小説『ひよっこ』(月〜土 前8:00 総合)の中で、ヒロイン・みね子(有村架純)が暮らすアパート「あかね荘」の大家・立花富(白石加代子)の元恋人が亡くなり、その回想シーンで流れたのだが、ネット上では「朝ドラのあの歌は?」「歌っているのは誰?」と話題になった。

 「ゴンドラの唄」は1915年(大正4年)に発表された歌謡曲。芸術座第5回公演『その前夜』の劇中歌として生まれ、松井須磨子らが歌唱、大正時代の日本で流行した。戦後、ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞した黒沢明監督の代表作『生きる』(1952年)で、主人公が公園のブランコに乗りながら「ゴンドラの唄」を口ずさむシーンは、日本映画史上屈指の名シーンとして語り継がれている。

 カバーも多く、森繁久彌小林旭、2015年の連続テレビ小説『マッサン』の劇中でも使用され、ヒロインを演じたシャーロット・ケイト・フォックスはこの曲のカバーで、CDデビューも果たしている。

 『ひよっこ』では、富の若い頃にはやった歌として「ゴンドラの唄」が用いられ、富の昔の恋人・松永悠馬を演じた大山真志(28)が歌った。この週の監督のアイデアで、台本上にはなかった「ゴンドラの唄」の歌唱を急きょ大山が担当することになったという。舞台・ミュージカルを中心に活動する(昨年の大河ドラマ『真田丸』では真田信政を演じた)大山は、1989年の平成生まれ。「なんとなく聞いたことはあっても、今回初めてちゃんと知りました。小林旭さんをはじめ、いろいろな方の歌われた『ゴンドラの唄』の音源を聴いて収録にのぞみました」と明かしている。

 さらにこの「ゴンドラの唄」は、5日にテレビ朝日で放送された帯ドラマ劇場『やすらぎの郷』(月〜金 後0:30)でも歌われた。病床の姫こと九条摂子(八千草薫)のお見舞いに、及川しのぶ(有馬稲子)が歌をプレゼントすると言い、姫が好きだった「ゴンドラの唄」の練習を始める、というシーンだった。

 『ひよっこ』のヒロイン・みね子は東京オリンピックが開催された1964年に18歳だったため、生きていれば今年71歳。『やすらぎの郷』の登場人物たちと同世代だ。ヒット曲はドラマの中でも時代をつないでいく。



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