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千原ジュニア、新境地ライブの不安と決意「怖いからこそ旨味がある」

 「ここまでガッツリひとりでコントをやることがないので、怖いです。『全くウケない、どうしよう』みたいな感じで目が覚める夢を、ここ最近ずっと見ていますよ(笑)。それくらい怖いもんですね」。千原ジュニアは、笑いを交えながらも新境地ライブ『1P(いちぴー)』を前にした不安を口にした。「ただ、怖いと演者が感じているからこそ、そこに旨味があると思う」と言葉に力を込めるジュニアに、同ライブにかける思い、私生活での変化などを聞いた。

 今、自分の頭の中にある“笑い”をひとりで表現しようと思った理由について、言葉を選びながら「なんとなくこう(兄で相方の)せいじとガッツリという感じよりはひとりでやってみたいなっていう、衝動的なものです」と説明。大喜利やトークをはじめ、バラエティー番組では豊富な発想力を披露しているが、ひとりコント作りは苦戦したという。「久しぶりにネタを考えていたら『こんなに出てこなかった』かなと思いました。過去に自分が作ったものとの勝負でもあるので、勝手にプレッシャーを感じる部分もありました」。

 即興力が問われる笑いとは違った、コントならではの難しさもある。「トークライブだったら、その場で軌道修正できますけど、コントは走り出したらそのままですからね。最初のフックで引っかからなかったら、そのままずっとスベり続けてしまう。舞台だと笑い声がダイレクトに聞こえてくるので、特別な場所でありながら危険でもありますよね」。そんなシビアな場所に単身で乗り込んでいくのは、なぜだろうか。「誰に言われたわけでもないからやらなくてもいいんですけど…」と笑いながら、こう続けた。

 「やっぱり芸人として、やっていない方が怖くなるんでしょうね。ネタ番組なんかがあって、それに呼ばれるからネタを作っておかないとっていう方々がいる中で、僕らは呼んでもらうこともないから、どこかで発表する機会もない。結局はライブで1〜2回披露して終わりってなるんですけど、やりたくなるんでしょうね。今回も見に来てもらったら『なるほどね。面白かったね』ってなると思っています」。

 新境地といえば、7月14日よりAmazonプライムビデオで新たなオリジナル・バラエティー番組『千原◯ニアの○○-1GP』の配信がスタート。同番組では、ジュニアが毎回企画を考案し、芸人をゲストに迎え様々な企画の1位を決めていく。ネット発番組のスタッフとの距離感も少しずつつかめてきたと声を弾ませる。「企画会議とかも『さぁ、ジュニアさん何をしましょう?』みたいな感じで、ホンマにみんな手ぶらでくるので、オレが黙ったら一緒に沈黙するみたいな(笑)。ふと『怖いことするな』と思いますけど、全部ゼロからやっているので、楽しい方が強いですね」。

 プライベートでは、2015年9月末に結婚してまもなく2年。「結果的には何の変化もなく、生活サイクルも独身の時と一緒です」と語るジュニアだが、妻から最近“ぴょこし”というあだ名で呼ばれているという話題を振ると、思わず照れ笑いを浮かべた。「それに関しては、オレもわからないので本人に聞いてください(笑)。でも、そこにいちいち引っかからなくなりましたし、そんな話もできるようになりましたね」。かつて、その目の鋭さから「ジャックナイフ」の異名を取ったジュニアが、今や「ぴょこし」と呼ばれる…これもひとつの変化と言えるだろう。

 「子供ができたら、また大きく変わることがあるんでしょうね」と言うジュニアに“父親”になったと仮定して話をしてもらった。「昔と時代が違うから、もし子供ができたら難しいでしょうね。僕らが子どもの時になかったものだらけですから。僕なんかゲーム一切しないですけど、せいじの子どもたちもゲームばっかりですもん。じゃあ、自分の子供に対してゲームをやらせるかやらせないかっていう判断は、どうするんやろうって考えますね。もっと小さいところで言えば、オレのことを何と呼ばせるのかっていうところからですよ」。話す内容によってさまざまな表情を見せる千原ジュニアの今がつまったお笑いライブ。面白くない訳がない。

■千原ジュニア『1P(いちぴー)』
日時:9月21日、22日
会場:東京・草月ホール



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