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真瀬樹里、亡き母・野際陽子役で『トットちゃん!』出演 黒柳直々のオファー

 6月に亡くなった女優の野際陽子さん(享年81)の長女で女優・真瀬樹里(42)が、テレビ朝日系で10月2日にスタートする帯ドラマ劇場第2弾『トットちゃん!』(月〜金 後0:30〜0:50)に、ヒロイン・黒柳徹子の大親友、野際陽子役で出演することが明らかになった。このほどヒロイン・徹子役の清野菜名と初めて対面し、熱演を誓い合った。真瀬の登場は、11月後半からを予定。大女優だった亡き母を演じるという大仕事に挑む。

10月2日スタート、テレビ朝日系『トットちゃん!』野際陽子さん長女・真瀬樹里(左)が亡き母を演じる。黒柳徹子役の清野菜名(右)と熱演を誓いあった(C)テレビ朝日

10月2日スタート、テレビ朝日系『トットちゃん!』野際陽子さん長女・真瀬樹里(左)が亡き母を演じる。黒柳徹子役の清野菜名(右)と熱演を誓いあった(C)テレビ朝日

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 同ドラマは、40年以上の長きにわたって『徹子の部屋』(同局系)の司会を務め、常にエンターテインメント界の第一線で活躍を続けてきた黒柳と、その家族の激動の昭和史を描く。これまで映像化されていなかった『窓ぎわのトットちゃん』の時代からもエピソードを抜粋し、テレビ女優・1期生として活躍したNHK時代や、初めて明かされる“国境を越えた恋”まで、黒柳の怒涛の半生に迫っていく。

 黒柳と野際さんの出会いは、60年以上前のNHK。同局の専属女優だった黒柳と新人アナウンサーだった野際さんは局内で出会い、すぐに意気投合。社員食堂に集っては、仕事や恋愛について語り合う大親友となり、2人の友情は今年6月、野際さんが亡くなるまで続いた。訃報を受けて黒柳が発表した追悼の手紙は、インターネット上でも「感動した」「涙が出ました」と話題になり、多くの共感を誘った。

 真瀬によると、今回の出演は黒柳直々のオファーがきっかけだったという。野際さんが亡くなってまもなく、「黒柳さんから 『今度、こういうドラマがあるのでぜひ参加してください』とお話がありました。そこでは役柄については何もお聞きせず、『ぜひやらせてください』とお返事したのですが、それから1ヶ月ほどして事務所を通じて“野際陽子役”のオファーをいただき、本当にビックリしました。このタイミングで出演してよいのだろうかと、とても戸惑いました…」と、当初はかなり出演を悩んだ。

 そんな迷いを消してくれたのはほかでもない天国の亡き母だったといい、「実は、『ママの役を演じてほしいと言われているけど、どうしよう』と、仏壇の前で母に話しかけたんです。すると、『やって!』と天国から声が聞こえたような気が、確かにしたんです。それからは徐々に、たとえ一部でも母の人生を“生きる”ことができるのは、とても貴重でありがたいことだなと、うれしく思うようになりました」と、出演を決意した心境を語っている。

 若かりし頃の野際さんを演じるべく、真瀬は長かった髪を30センチ以上もカット。「美容院でカットした直後、皆さんに写真を送ったら『すごく似ている!』と評判がよくてホッとしました。撮影はこれからですが、『トットちゃん!』という作品の世界に入って、古きよき“あの時代”を表現していきたいと思います」と意気込みを語っている。

 そんな真瀬と初対面したヒロイン役の清野は「実は、『やすらぎの郷』でお母様の野際さんと共演させていただきました。1シーンだけだったのですが、真瀬さんは本当にお顔も雰囲気もとても似ていらっしゃいます。撮影で少しずつ真瀬さんのことを知って、親友役を演じていきたいと思います。ぜひよろしくお願いいたします」とあいさつ。真瀬も「よろしくお願いします! 20代の清野さんと親友になるべく、若くなりますね(笑)」と笑顔を浮かべていた。

 このほか、NHK放送劇団の担任として徹子を温かく見守る大岡龍男役に里見浩太朗、そして徹子が“かあさん”と慕った大女優・沢村貞子役を浅野ゆう子が演じる。

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  • 10月2日スタート、テレビ朝日系『トットちゃん!』野際陽子さん長女・真瀬樹里(左)が亡き母を演じる。黒柳徹子役の清野菜名(右)と熱演を誓いあった(C)テレビ朝日
  • 10月2日スタート、テレビ朝日系『トットちゃん!』に出演する里見浩太朗
  • 10月2日スタート、テレビ朝日系『トットちゃん!』に出演する浅野ゆう子
  • 10月2日スタート、テレビ朝日系『トットちゃん!』野際陽子さん長女・真瀬樹里(左)が亡き母を演じる。黒柳徹子役の清野菜名(右)と熱演を誓いあった(C)テレビ朝日

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