ORICON NEWS

初音ミク10周年、手塚治虫アニメの名曲歌う異色アルバム 初回盤特典の画像公開

 きょう31日に生誕10周年を迎え再び盛り上がりをみせているバーチャル・シンガー/VOCALOIDソフトの初音ミク。このたび、昨年亡くなった作曲家・冨田勲さんが「手塚治虫アニメ」のために書いた楽曲の数々を初音ミクが歌う異色の企画アルバム『初音ミク Sings “手塚治虫と冨田勲の音楽を生演奏で”』が9月6日に発売される。

『初音ミク Sings “手塚治虫と冨田勲の音楽を生演奏で”』初回限定盤

『初音ミク Sings “手塚治虫と冨田勲の音楽を生演奏で”』初回限定盤

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 初音ミクの10周年、手塚治虫さんの生誕90周年、そして冨田さんの生誕85周年が重なって実現した“共演”。『リボンの騎士』や『ジャングル大帝』『どろろ』など、1960〜70年代にテレビ放送された手塚アニメのために冨田さんが遺した音楽の傑作群を、初音ミク・重音テトなどバーチャル・シンガーが生楽器のアンサンブルやボーカリストとのデュエットを通し新たなサウンドで聴かせる。

 初音ミクは歌のみならずナビゲーターとしても登場し、アルバムの中で曲紹介やゲストを招いたトークを展開。初音ミクが全編にわたって語り手として演技をし、音源化されるのは、史上初の試みとなる。

 サウンドプロデュースは、手塚さんのアニメ映画『ユニコ』で音楽を手がけたジャズ界の大御所、ピアニストの佐藤允彦が担当。トーク部分を含めた全体のストーリー構成は、ミステリー作家の辻真先氏が担当。現在85歳の辻氏は1967年放送『リボンの騎士』のメイン脚本家の一人として知られ、手塚さん、冨田さん2人と交流のあった貴重な人物でもある。

 ジャケットは手塚プロダクション&初音ミクの開発元クリプトン・フューチャー・メディアが描き下ろしたもので、手塚治虫タッチの初音ミクを中心に、『リボンの騎士』の主人公サファイアや『ジャングル大帝』のパンジャ、さらに初音ミクや重音テトが新たに描かれたコラボイラストとなっている。さらに、初回限定盤には5種のアザージャケット、3種のイラスト缶バッジが封入されるほか、アルバム収録トラックとは異なるアウトテイク音源2曲のダウンロードが可能となる。


■『初音ミク Sings “手塚治虫と冨田勲の音楽を生演奏で”』収録曲

1.オープニング:『リボンの騎士』から「リボンの騎士」(オリジナル)
2.初音ミクTALK 1 〜初音ミクです、こんにちは!
3.『リボンの騎士』から 「リボンの騎士(王子編)」初音ミク
4.初音ミクTALK 2 〜手塚治虫先生&冨田勲先生の紹介
5.『リボンの騎士』から「リボンのマーチ」初音ミク&前田玲奈
6.初音ミクTALK 3  〜「ジャングル大帝」の紹介
7.『ジャングル大帝』から「アイウエオ マンボ」初音ミク
8.『ジャングル大帝』から「ぼくに力をおとうさん」重音テト&初音ミク
9.初音ミクTALK 4  〜ゲスト・スピーカー:辻真先さんを迎えて
10.『どろろ』から「どろろのうた」初音ミク
11.初音ミクTALK 5  〜ゲスト・スピーカー:手塚るみ子さんを迎えて
12.『ジャングル大帝』から「ジャングル大帝のテーマ」初音ミク、重音テト&前田玲奈
―スペシャル・エンディング―
13.全ての手塚作品へ敬意を。初音ミクより、ラップに乗せて(インストゥルメンタル/MONO)

・参加ミュージシャン

佐藤允彦 meets 初音ミクと歌う仲間たち(with 重音テト)

初音ミク(トーク、ボーカル)
重音テト(ボーカル)

前田玲奈(ボーカル、コーラス)

佐藤允彦(サウンドプロデュース、編曲、ピアノ、キーボード)
加藤真一(ベース)
村上寛(ドラム)
岡部洋一(パーカッション)

辻真先(ストーリー構成、トークゲスト)
手塚るみ子(トークゲスト)

関連写真

  • 『初音ミク Sings “手塚治虫と冨田勲の音楽を生演奏で”』初回限定盤
  • 『初音ミク Sings “手塚治虫と冨田勲の音楽を生演奏で”』初回特典画像
  • 『初音ミク Sings “手塚治虫と冨田勲の音楽を生演奏で”』通常盤

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索