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常に全力の土屋太鳳、課題は「自分を客観視すること」

 女優・土屋太鳳が、これまでの明るく元気なキャラクターにプラスして、パワフルな毒舌全開の女子大生を熱演している映画『トリガール!』。2017年は、本作のほか3本の主演映画や、アニメ映画の吹き替え声優を務めるなど、昨年同様、快進撃が続いている。土屋といえば、本作で共演した間宮祥太朗も「まっすぐ突き進む誠実さ」と魅力を語っているように、常に“全力投球”というイメージがあるが、本人のなかには、大きな課題があるという。

 これまで土屋が出演した作品で共演した俳優たちは、土屋の物事に対する真摯な態度や全力投球を長所としてあげていた。バラエティ番組や情報番組に出演する際も、その真面目な人柄は画面からも伝わっており、2016年に放送された『オールスター感謝祭』では「赤坂5丁目ミニマラソン」に志願し、失神寸前になるほどの走りを見せた。

 こうした部分について土屋は「たぶん、人より不器用で、物事をするスピードがすごく遅いんです。同じことをするのにも、人の倍時間がかかってしまう。だから結果的に、迷惑をかけないように必死にやっていることが、全力に見えているのかな」と分析する。

 また「集中し過ぎて、一つのことにグッと入り込んでしまうんです」と自身の特徴をあげた土屋。「うまくできないと『なんでできないんだろう』と考えてしまい、『こうしてみよう、ああしてみよう』と入り込んでしまうんです。良い部分と捉えていただくこともありますが、悪くもあると思っているんです」と胸の内を明かす。

 そんな土屋に、『トリガール!』で激しい罵り合いを繰り広げながらも、抜群のコンビ感を演出した間宮は「できないから時間がかかっているわけではなく、そもそも物事に向き合う姿勢が人よりも丁寧だから」と賞賛する。

 こうした良い評価を受けつつも、土屋は自身の特性に大きな課題を持っているようだ。「能役者の世阿弥さんの言葉で『離見の見』というのはありますが、演じている自分と、それを客観的にみている自分をしっかり見つけられるようにならないといけないダメですよね。もっと自分自身を客観的にみようと思っているんです」と自嘲気味に笑う。

 これまでの取材でも、自身を“不器用”と表現してきた土屋。そのために、目の前にある事柄に対して“真面目に一生懸命向き合うこと”が彼女にとっての必然であった。近年の大活躍をみれば、その姿勢が正解だったことは一目瞭然だが、そんななか、自身に“客観性”を持たせることにより、さらに上のステージへ進もうという貪欲さが垣間見られる。“全力投球”と“客観的な視点”という二つの概念が融合されたとき、どこまで上り詰めていくのか……興味は尽きない。(取材・文:磯部正和)

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