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倉科カナ主演、兵庫・城崎温泉怪談祭を舞台に地域ドラマ制作

 女優の倉科カナ(29)が、NHK・BSプレミアムで放送される兵庫発地域ドラマ『あったまるユートピア』(2018年1月24日 後10:00)に主演することが25日、発表された。明治から昭和にかけて活躍した作家・志賀直哉の代表作の一つ「城の崎にて」を執筆した名湯・城崎温泉がある兵庫県豊岡市を舞台に、世の中に生きづらさを感じる3人の女性たちが「自分の居場所」を見つける物語。

 ドラマのモチーフになっているのが、「城の崎にて」にある一文。「生きていることと 死んでしまっていること、それは両極端ではなかった。それほどに差はないような気がした」。さらに、豊岡市で9月に行われるホラーイベント「城崎温泉怪談祭」を取り入れ、“あの世”と“この世”が交錯する不思議な一夜が描かれる。

 城崎温泉怪談祭は、“アートによる地方創生”を目指す豊岡市の施設・城崎国際アートセンターと旅館の若旦那が中心となって実施するホラーイベント。劇作家で「五反田団」主宰の前田司郎氏が企画・監修を務めている。

 倉科が演じるのは、神戸で生まれ育ち、8歳の時に阪神・淡路大震災を経験した鷹宮伊織。高校時代は小説家を夢見ていたが、なんとなくあきらめて銀行に就職。それも続かず豊岡に移り住み鞄(かばん)職人を養成する学校に通う。あの日、かけがえのないものを失い、そしてまた…という役どころ。

 制作統括の京田光広氏は「志賀直哉が描いた“生と死は表裏一体である”という世界は、いつ自分や大切な人を襲うかもしれない自然災害などの災厄とも重なります。去年、倉科さんの故郷は熊本地震に襲われました。倉科さんには自らの思いも重ねながら主人公・伊織を演じていただきたいと思います」と出演を依頼。

 受けた倉科も「自分なりに作品のテーマと向き合いながら、主人公・伊織を通して、私の中にもある自分の居場所とは? 本当にどこにあるのか、という思いを表現できたらと思います。そして、作品との出会いに感謝し頑張りたいと思っています」と話している。

 ほかに、城崎温泉の旅館の一人娘で高校生の城殿蓮役に、映画『ガンバレとかうるせぇ』(14年)でデビューしたインディーズ映画の若きミューズ、堀春菜(20)。世界的なダンサーの夫・ラースと一緒に城崎国際アートセンターへやってきた女性ララ役に、映画『パコと魔法の絵本』(08年)で主演デビューしたアヤカ・ウィルソン(20)。城崎の魚屋の一人息子で蓮の恋人・勝岡遊人役に、Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』主演、来年の大河ドラマ『西郷どん』では西郷吉二郎役で出演決定している渡部豪太(31)が出演する。



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