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【直虎】壮絶、“政次の一生”に「神回」の声

 20日にNHKで放送された大河ドラマ『おんな城主 直虎』(毎週日曜 後6:00 BSプレミアム/後8:00 総合)が、「近年の大河ドラマの中でも稀に見る神回。しかし壮絶すぎた」などと話題を呼んでいる。

8月20日放送、大河ドラマ『おんな城主 直虎』第33回「嫌われ政次の一生」より。小野政次を演じる高橋一生(C)NHK

8月20日放送、大河ドラマ『おんな城主 直虎』第33回「嫌われ政次の一生」より。小野政次を演じる高橋一生(C)NHK

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 前回、武田信玄(松平健)と徳川家康(阿部サダヲ)による今川攻めが避けられない状況になる中、徳川と内通していた直虎(柴咲コウ)と政次(高橋一生)は、約束通り徳川勢の井伊谷への進軍を受け入れようとするが、その軍勢に向かって突然矢が放たれる。そして、この日の第33回「嫌われ政次の一生」では、徳川の先導役を務めていた近藤康用(橋本じゅん)の罠であったにも関わらず、徳川勢に弓を引いた罪が政次に押しつけられてしまう展開。

 龍雲丸(柳楽優弥)が牢にとらわれている政次を救出に向かうが、政次は「俺一人の首ですますのが、最も血が流れぬ」とこれを拒否。井伊を乗っ取ろうとした罪人として裁かれる道を選ぶ。「それこそが小野の本懐だからな、井伊に嫌われ、井伊の仇となる。おそらく、私はこのために生まれてきたのだ」と。そして、バックで流れる時代劇らしからぬ、賛美歌のような音楽(音楽を担当するのは菅野よう子)。

 政次から白い碁石を託された直虎は、かつて交わした誓い「我をうまく使え、我もそなたをうまく使う」を思い出し、次の一手の覚悟を決める。「政次が逝くというなら我が送ってやらねば」と処刑に立ち会うのだった。

 サブタイトルに役の名前と俳優の名前が入っている点も、ファンの注目を集めていた第33回。直虎と政次の最期のやり取りは、ノベライズにも書かれていなかったため、「ま、まさかこんな展開とは…」と多くのファンを驚かせ、ツイッターなどネットでも大反響。総合テレビの放送直後(午後9時1分時点)の「話題なう」では、キーワード上位20位の中に1位「政次」、2位「直虎」、5位「本懐」、以下「但馬」「早虎」「小野政次」「龍雲丸」「小野但馬」「近藤康用」「磔」がランクインしていた。

 「ドラえもんの『ソノウソホント』状態の直虎と政次の別れ。言葉が全部反対になってる」「井伊のために2人で最後の演技してる(T_T)」「やれるものならやってみよ! 地獄の底から見届け…なんというラブシーンだよ」「大河史上に残る壮絶な愛の言葉」「なんという愛の形なんだろう。悲劇って言葉じゃ安っぽいぐらい、二人の覚悟が壮絶過ぎて……」などと、2人にしかわからない会話に涙腺が決壊した人も多かった模様。まるでラブレターのような政次の辞世の句「白黒をつけむと君をひとり待つ 天つたふ日そ楽しからすや」も「恋の歌だよー」と感動を誘った。柴咲と高橋の“目”の芝居、高橋の「美しい磔(はりつけ)姿」にも絶賛の声があがっていた。

 第33回は、26日午後1時5分から再放送される。

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  • 8月20日放送、大河ドラマ『おんな城主 直虎』第33回「嫌われ政次の一生」より。小野政次を演じる高橋一生(C)NHK
  • 井伊直虎を演じる柴咲コウ(C)NHK

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