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高月彩良、20歳の初仕事はドキュメンタリーのナレーション

 女優の高月彩良(20)が、きょう19日深夜放送の関西テレビ『ザ・ドキュメント 家族になる〜茗荷村と夜空の君と〜』(深1:45〜2:40※関西ローカル)のナレーションを担当する。今月10日に20歳の誕生日を迎えた後の初仕事がこの番組だった。

8月19日深夜放送、関西テレビ『ザ・ドキュメント 家族になる〜茗荷村と夜空の君と〜』ナレーションを担当する高月彩良

8月19日深夜放送、関西テレビ『ザ・ドキュメント 家族になる〜茗荷村と夜空の君と〜』ナレーションを担当する高月彩良

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 番組は、滋賀県にある「茗荷村」を取材。障害のある人とない人が共に暮らす共同体として、35年前に作られた。現在は、県各地に約20世帯200人が暮らしている。しかも、子どもへの虐待問題が深刻化する中で、かつての「障害者と暮らす村」は、行政から委託される「里子と暮らす村」へと変わっていった。開村当時のリーダーで今も村に住む高城一哉さん(71)は、里親や養父として、複雑な事情を抱える子どもたち40人以上と“家族”になった。そんな“家族”の一人、愛結美さん(23)に密着した。

 愛結美さんは、両親から虐待され、小学2年生の時に「茗荷村」にやって来た。高城さんとの暮らしで一番印象的な思い出は、来て間もない愛結美さんが粗相をした際、高城さんが笑い飛ばしたこと。自分を受け入れてもらえたと感じ、「とてもうれしかった」と当時を振り返る。ある時、「血のつながらない子を、なぜ大切にできるの?」と、高城さんに聞いたことがあるという。「大事にしてもらったから…」それが、高城さんからの返事だった。

 高城さんは、愛結美さんの母親が写る家族写真を仏壇に飾っている。母親は7年前、自ら命を絶った。愛結美さんは毎朝仏壇にコーヒーを供えるが、手を合わせることはない。実は母親には、本当の親を知らずに育った過去があり、「よい親でありたい」という思いとは裏腹に、虐待を重ねてしまったという。その生い立ちを知る高城さんは、愛結美さんが、亡くなった母親への思いを取り戻すよう、見守っている。

 虐待を繰り返した母親と、長い間向き合うことができなかった愛結美さん。しかし、誰もが助け合う「茗荷村」で暮らすうちに、心境に少しずつ変化が…。母親が亡くなった後、愛結美さんが作った曲「夜空の君へ」。そこには、亡くなった母親への思いが込められていた。愛結美さんが「茗荷村」で得た“家族”とは―?

 高月は、「ドキュメンタリーのナレーションの経験が少なく、また今回のような題材は初めてだったので、伝えたいことをどのように伝えようかと、私自身とても考えながらやらせていただきました。愛結美さんの気持ちを考えると、泣きそうになった部分がありました。“愛結美さんと一緒に戦った”ではないですが、そんな時間でした。ナレーションを読んでいくうちに、愛結美さんの力強さとか、生きる姿勢が自分の中に入ってきて、最後の一行を読むときのパワーになりました」とコメント。

 “家族”について考えさせられたいい、「それぞれ生きてきた道は全然違うけど、生きていく中で大切にしなくちゃいけないものを教えてもらえたような気がしました。視聴者の方々が、家族との関係を考え直すきっかけになってほしい」と、メッセージを寄せた。

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  • 8月19日深夜放送、関西テレビ『ザ・ドキュメント 家族になる〜茗荷村と夜空の君と〜』ナレーションを担当する高月彩良
  • ナレーション収録時の様子

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