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小林聡美&大島優子、新感覚ドラマで共演 9話で9つのキャラクター演じる意欲作

 女優の小林聡美大島優子が、WOWOWとHuluの共同製作ドラマ『コートダジュールN゜10(ナンバーテン)』(11月放送・配信)に出演することが10日、わかった。2人が1話毎に異なるキャラクターを演じる30分のオリジナルストーリーのドラマで、WOWOWで5話・Huluで4話の全9話が製作される。

WOWOW×Hulu共同製作ドラマ『コートダジュールN゚10』に出演する小林聡美(左)と大島優子

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 友人の葬式で再会した2人、探偵コンビ、社交ダンスの先生と生徒、スナックに集うギターの流しと常連客…。自分の近くにもいるかもしれない人びとの人生の一場面を、小林と大島が自然な佇まいで演じる。2人のほかに毎回異なる芸達者なゲストたちが出演し、日常をそっと覗いているようで、舞台での芝居を見ているような“巧妙な演出”と“作為のない芝居”が味わえる、新感覚のドラマとなっている。

 9つの物語を毎回違う役柄、と最初に聞いた時に「なかなか大変そうだなあ」と思った小林だったが、「実際に撮影が始まると、その懸念を面白さの方が超えていきました。私は、もともとあまり前もって考えず、現場に行って、その空気を感じた瞬間からその役に入っていくタイプなのだと思いますが、今回は作り手の方たちの発想も、その場に自然と生まれてくる空気感を大事にしたいというものだったので、無理なくひとつひとつの話の中に入っていけました」と振り返る。

 パートナーとなった大島についても「彼女とだったらそういう感覚を共有できるだろうなあと楽しみにしていたのですが、想像した以上に素直で柔軟な人でした」と分析。「見えないところできっと努力している真面目な人だと思いますが、カメラの前にさらっと立ち、自由自在に動き反応する。彼女よりは少し長くこの仕事をしている私ですが、大島さんに、とても新鮮な気持ちにさせて貰えたような気がします」と共演を楽しんだ。

 大島も「それぞれの話が全く違う世界観で、しかもなかなかタイトなスケジュールで次々に撮影していくと知り、これは大変かもしれないぞ」と感じたが、「小林さんの醸し出すシャープだけど暖かい感じと、このチーム独特のシンプルな空気感があり、戸惑いが、撮影が進むに連れリラックスしていき、やがて楽しさに変わっていきました」と充実感とともに撮影を回想。

 作品について「会話で展開していく、まるで一幕の舞台のような話もあり、丘の上に佇み風を感じている、ただその場所と同化するような話もあり、演じる方にいる自分自身が、やりながら観ている方にいるような、瞬間そんな錯覚もあったかもしれません」と表現し、「新しい気分で、自分自身の感覚を研ぎ澄まされる、そう思える作品でした」と紹介している。

 スタッフにはWOWOWで放送された小林主演の『パンとスープとネコ日和』や『山のトムさん』を手掛けたチームが集結。日常が宝物に思えるような珠玉の物語を作り出した。

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  • WOWOW×Hulu共同製作ドラマ『コートダジュールN゚10』に出演する小林聡美(左)と大島優子
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