女優の杉咲花が12日放送のTBS特番『終戦72年特別番組 秘密〜いま明かされる4の真実』（後3：00）にナレーションとして参加することがわかった。戦争を知らない19歳の杉咲の目に、72年前の真実はどう映るのか。杉咲と共に、先の大戦の4つの秘密に迫る。

　15年3月に放送された『戦後70年 千の証言スペシャル 私の街も戦場だった』内で制作されたスペシャルドラマにも主演した杉咲だが、この番組はその年の日本放送文化大賞のグランプリ候補に選ばれるなど高い評価を得た。杉崎が2年ぶりに同局の終戦記念番組に参加し、その想いをどのようにナレーションに込めるのかに注目だ。

　何のために戦うのか、どこでどんな作戦があるのか――何も知らされぬまま人々が命を落としたあの戦争から72年。同番組では、当時秘密とされた多くの事実のうち、今年明らかになった4つの事実をひも解きながら戦争の悲しさや愚かさを訴える。雨宮塔子キャスターは、最近になってようやく全貌が分かってきた熊本県錦町にある日本軍の巨大な地下秘密基地に潜入。追い詰められながらも戦争をやめようとしなかった国、そしてその犠牲となった少年たちの生きた証に迫っていく。

　杉咲は「私たちが日々過ごしているこの世界での重要な事実が、またひとつ記録として残ること、その意味を考えながら、私自身もしっかりと受け止めさせていただきたいと思っています。一昨年にも参加させていただいた終戦特別番組に、今回はナレーションというかたちで、携わらせていただけることを光栄に思います」とコメントしている。