間もなく訪れるお盆休み。帰省や旅行での長距離ドライブにあたり、注意したいのが車の故障や不具合だ。特に、冬によく起こることが知られている「バッテリー上がり」は、実は夏も油断は禁物なのだ。夏にバッテリーが上がってしまう原因と予防方法を紹介する。 バッテリー関係のトラブルはこの時期、エアコンによって大量の電力を消耗するので起こりがち。車はヘッドライトやワイパーなどの作動に電気を使うが、夏場はそれに加えてエアコンによる電力量が増大するため、自動車の発電量を上回ってしまうことがあるからだ。なおJAFによると、一般的な中型乗用車の発電容量は1時間あたり40〜60A(アンペア)。対して、エアコン、正確には送風用のファンの電力消費量はそのうち3〜4割を占める20A程度といわれている。
2017/08/05