お笑いタレントの間寛平(68)がランナー、総監督を務め、東日本大震災の被災地に元気を届けようと、タレントランナーたちがたすきをつなぎ、福島、宮城、岩手の東北3県を駆け抜ける『RUN FOWRARD KANPEI みちのくマラソン2017』が12日、福島県富岡町からスタートした。4月30日に、ネット番組の生配信中に登っていた木から落ち、肋骨9本と左鎖骨を骨折した寛平だが、「もう痛みもなくなった」と、全快をアピール。「東北の復興はまだまだ。今年も走りますよ! 840キロ!」と、笑顔で宣言した。 スタート地点の富岡町は、震災時の津波による福島第1原発の事故により、避難を余儀なくされ、今年4月1日にようやく一部が避難指定区域から解除されたばかり。震災前は1万5千人が暮らしていたが、現在は250人が主に役場近くの復興住宅で暮らしている。さくらの名所で知られた富岡町だが、復興は進んでおらず、震災で壊れた家屋などがいまだ手つかずで残されているのだ。
2017/08/12