• ホーム
  • 映画
  • 生田斗真&瑛太、映画『友罪』で共演 少年犯の“その後”描く

生田斗真&瑛太、映画『友罪』で共演 少年犯の“その後”描く

 俳優の生田斗真(32)と瑛太(34)が、映画『友罪』(2018年5月公開)で共演することが30日、わかった。作家・薬丸岳氏(47)の同名小説を、『64−ロクヨン−前編/後編』の瀬々敬久監督(57)が実写化。薬丸岳氏は実在の事件に着想を得た作品が多く、同作で描かれるのは、かつて世間を震撼させた事件を起こした少年犯の“その後”。友を想い、互いに疑心や後悔と向き合い葛藤する難役に挑む2人の“本気のぶつかり合い”も見どころとなる。

 ジャーナリストの夢に破れて町工場で働き始める益田(生田)と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木(瑛太)。鈴木は周囲との交流を避け、過去を語りたがらない影のある人物だが、同い年の2人は次第に打ち解け心を通わせていく。だが、あるきっかけと行動で、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める――。

 原作を読んでいたという生田は「一生をかけて背負うべき過去の傷を持ちながら、それでも必死に生きようとする益田という人物を通して、多くの方にさまざまな事を感じ、思案していただきたいと思っております」と呼びかけ、「映画館の椅子から立てなくなるような作品になる予定です」と自信をにじませる。

 共に主演を務める瑛太は「この時代にこのような題材を映画化する事にまだ惑う自分もいます。とても大変な役を引き受けてしまった」と、複雑な心境を吐露しつつ、「瀬々監督、生田斗真、スタッフを信じて最後まで演じ切りたい」と前を向いた。

 原作者の薬丸氏は「今、この作品にこめたメッセージを映画としてより多くの方々に訴えかけようとされる瀬々監督はじめスタッフの皆さまとキャストの皆さまの勇気と気概に、ただただ敬意の念を抱きます。スクリーンでこの作品と再会できる日を今から心待ちにしております」とコメントを寄せた。

撮影初日に行われたインタビュー全文は、以下のとおり。

■生田斗真
――初日の感想。
うだるような暑さの中のロケで、「何が起こるのか」というワクワクさせてくれる現場です。

――瀬々敬久監督の印象。
人間関係の描き方、生々しさというか、腹の底にたまっているものを表現として見せてくれる監督というイメージです。現場では、すごく演出してくださることも的確な印象で、役者に対して明確な指示をくださるので、とても助かります。難しい役どころですが、この益田という役の進むべき道を提示してくれる、そんな監督に感じます。今日も「初日、どうですか」というような話をしました。そんなにたくさんのシーンはまだ撮ってないけれど、その都度、どっちの方向に持っていくのかという意思疎通を、監督とはしていこうと思います。

――瑛太さんとの共演は3度目ですが、役者としてどう感じますか。
瑛太とは20代の頃から何度も一緒に仕事をしていて、しょっちゅう会っていたりするわけではないけれど、久々に今回一緒に芝居をしていると、やっぱりゾクゾクさせてくれる俳優だと思います。僕と瑛太にしかだせない空気感を、今回の現場で出せれば、と思います。昔から一緒に仕事をしているし、友人関係でもあるので、そこをうまく映画に反映させたいですね。

――今回の難役について。
少年犯罪のことなど調べたりしましたが、なかなか実際自分の立場に置き換えるのは本当に難しいと感じています。共演の瑛太という俳優を信頼して、自分の考え方だけではなく、彼からもらえるものを信じていこうと、あまりがちがちに決めずにフラットな状態で挑めればと思っています。

――原作について感想は。
原作本は、発売当時から自分の周りで話題に上がっていました。すごい本があるとスタッフの間で話題だったこともあって読み、演じる側としてチャレンジしたいなと思ったりするほど、元々好きな原作でした。題材が題材なので、どこまで発信していいかわからないのが正直なところです。自分の周りに過ちを犯した人間がいるということは、世界中どこでも起こりうる可能性がある事で、その立場に自分をおいたときに何を感じるかということを大事にしながら挑みたいと思っています。

■瑛太
――初日の感触について。
瀬々監督とは『64』でもご一緒していたのですが、ある意味、“お任せ”という感じです。どこかで監督の「お前、何かやってみろよ」という暗黙のメッセージというか、演出があるんです。今回の鈴木という役については、自分で台本を読んで、1シーンごとにおけるひとつひとつの感情は決め込んでいません。客観的にどう見えるか? ということと自分が何を感じるか? ということは、割と現場の空気と監督に任せている感じです。

――『64』に続く、瀬々組は瑛太さんにとってどういう印象の組ですか?
初日ですけど、瀬々組はやっぱりいいなって。監督の現場作りもすごく好きですし、『64』のときのスタッフの方もたくさんいらっしゃって、監督の醸し出す熱意というか、映画に対する愛情みたいなものもありながら、「簡単なことじゃないぞ」という問いかけや、「見たことのないものを見せてくれよ」みたいなメッセージがあると思う。それに応えられたらいいと思いますね。『64』で、佐藤浩市さんが本番のときだけ芝居を変えるようなことをされて、そういう意識とか結構大事だったりするから、今回もそういう“俳優の遊び”というか俳優としての醍醐味みたいなものを味わえることが楽しみです。

――生田斗真さんとの共演は3度目ということですが、役者としての印象を教えてください。今回の共演について、事前に話しましたか?
今回の役は「はい、やります」と簡単には言えない役なので、「またやるかもしれないけど、俺断るかもしれないからね」という話はしたりしました。彼はストイックですし、今日も前回『土竜の唄 香港狂騒曲』で一緒にやったときと顔の表情も全然変わっているんです。そういった微妙な変化に気付けるぐらい僕も彼を見てきているし、これからの撮影が楽しみですね。

――今後クランクアップまで、どのように鈴木を演じていきたいですか?
“切り替え”ですかね。監督からは「鈴木というキャラをあまり私生活に持ち込まないように」と言われました。でも、僕は俳優なんで、仕事として、その切り替えはしっかり全うしたいですし、上手くやりたいなと思いますね。でも、ちょっと夢にも出てきたりします(笑)。



オリコントピックス