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神奈月インタビュー(中)武藤ネタTV解禁の舞台裏と本格ブレイク前夜

 「日テレの『ものまねバトル』ができてなかったら、僕は今のようにテレビ出られているかな?っていう思いはあります。それまでもお笑いのネタ番組に出ることはあったんですけど、勝ち抜き戦になると、やっぱりコントや漫才の人に勝てなかったりするから、どっちかというと噛ませ犬的な扱いが多かったので…」。そう語るのは、デビュー30周年記念ライブ『ものまねLOVE30周年アニバーサリーツアー 神奈月ワールド2017』をあす12日から開催する神奈月(51)。同番組への出演から十八番ネタの武藤敬司(54)のテレビ解禁までを聞いた。

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■テレビ出演の喜びと不安 視聴者の手紙で“芸風”変化「似ていなくても成立する」

 『ものまねバトル』には、1995年の第2回目から出演を続けているが「もう20年以上ですか…よく続いていますよ」と笑い飛ばす。当初は“ミスター”の愛称で親しまれた、国民的スター長嶋茂雄氏のものまねをしばらく求められた。「放送が日テレさんなので、長嶋監督(当時)が優勝したらとか、清原(和博)さんが巨人に入ったから、リトル清原くんと一緒にものまねをするという流れになっていた。年に4回放送があるのですが、そのうち2回は長嶋監督をやっていました」。テレビに出られる喜びと同じネタで飽きられないかという不安の間で葛藤する日々が続いた。

 「自分の中では、ほかのネタもやりたいっていう思いはありました。それにやっぱり、長嶋監督のものまねといえば、僕より前にプリティ長嶋さんがいましたから…」。

 そんな中、1999年〜2001年まで放送されていたネプチューンの深夜番組『おネプ!』(テレビ朝日)に出演する機会があった。「ものまね芸人が有名人に扮する『超有名人が集まる喫茶店』っていうコーナーがあって、僕がオチ担当をやらせてもらえるようになった。僕は毎週出させてもらっていたので、とにかくネタを出していかないと持たない。毎週出たいから、中途半端な段階でも新ネタを出していったんです」。すると、意外な反響があった。

 「それをネプチューンさんが面白がって『これを実験の場に使うな』とかイジってくれるようになった。視聴者の方からも『僕は神奈月さんのものまね、正直言って似ていないと思います。でも、面白いから僕は大好きです』という手紙があって、似ていなくても面白かったら成立するんだなというのが少しずつわかってきた時期でした。そこから萩原流行さんのものまねをやってみようかなと思うようになりました」。

■武藤ネタ解禁の裏にあった戦い 世間への浸透に感慨「僕はもう武藤敬司」

 深夜番組では少しずつ多彩なものまねを試せるようになったが、ゴールデンタイムで日の目を見るまではかなりの時間がかかった。「『リングの魂』とか『アメトーーク!』とかではできるのに、ものまね番組はプロレスネタを一切やらせてもらえなくて…当時は、めちゃくちゃ戦っていましたよ。ゴールデンでは視聴率取れないからっていうことで、やっぱり世間一般の認識がアントニオ猪木さんとジャイアント馬場さんで止まっちゃっているんですよね。ギリギリ長州さんとかはできるけど、馳浩さんになると論外みたいな空気がありました(笑)」。

 2001年に長嶋氏が巨人軍の監督から勇退すると、ついに神奈月の時が来た。「長嶋監督政権が終わった後に、僕も長嶋監督から卒業させていただく瞬間があって、そこからSIAM SHADEさん、萩原流行さん、竹原慎二さん、そして武藤敬司さんをゴールデンでやらせてもらえるようになった。30年やらせてもらっていますけど、今の僕の主流になっているのがこの15年くらいにやってきたものですね。いやー堂々とできるようになりましたよ(笑)」。

 十八番の武藤ネタをテレビで解禁してから15年。今では「僕のハゲヅラ見て、みんなが『武藤!』って言ってくれるので、僕はもう自分のことを武藤敬司だと思っています」と言えるほど、世間にも浸透した。「武藤さんの方から歩み寄ってきてくれたので、ありがたかったです。そのおかげで全日本プロレスで、一緒にタッグを組んで対戦するイベントにつながったりしているので、やり続けて良かったなっていうのはあります」。時に戦いながら走り続けていると、気付けば30周年を迎えていた(下に続く)。



関連写真

  • 武藤ネタTV解禁の舞台裏を明かした神奈月 (C)ORICON NewS inc.
  • 人生初ものまねの瞬間と若手時代の葛藤を明かした神奈月 (C)ORICON NewS inc.
  • デビュー30周年記念ライブ『ものまねLOVE30周年アニバーサリーツアー 神奈月ワールド2017』を開催する神奈月 (C)ORICON NewS inc.

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