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梶裕貴、『僕のヒーローアカデミア』の魅力は?「王道+リアリティー」

 『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の、堀越耕平氏の漫画『僕のヒーローアカデミア』、通称“ヒロアカ”。そのアニメ版(第2期)が読売テレビ・日本テレビ系で放送中だ(毎週土曜 後5:30)。“個性”と呼ばれる超常能力を持つ人々の存在が当たり前の世界を舞台に、主人公・緑谷出久を中心に、ヒーロー育成の名門・雄英高校で切磋琢磨し、成長していく生徒たちの群像劇として多くのファンを魅了している。8日の放送からアニメは新章に突入。その前に、4月から6月にかけて描かれた「雄英高校体育祭」を経て、一皮むけた轟焦凍の声を担当する声優の梶裕貴に今後の見どころを聞いた。

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――父親への憎悪から、これまで「戦闘に於いて熱(ひだり)は絶対使わねえ」と父親の“個性”である炎熱を封印していた轟ですが、出久との戦いで、父親の呪縛から解き放たれ、母親との記憶も思い出し、封印を解いて左の炎を発動させる――轟焦凍のオリジン回を振り返っていただいてもいいですか?

【梶裕貴】改めてアニメってすごいな、と感じましたね。実はアフレコ直後は、自分の中での“やり切った感”みたいなものはなくて。完成したものを観て、それもそのはずと思ったといいますか…僕らの声の芝居というのは、当然アニメの一部分にすぎないわけで、そこに絵や音楽、演出というのが合わさって初めて完成するもの。オンエアを観て、涙が出るくらい感動しました。轟としては、第23話「轟焦凍:オリジン」の回を経て、ようやくスタートラインに立てたような気がしています。

 第1期では、彼はどこかミステリアスで強烈な個性と実力を持っている“漠然と強いキャラクター”という描かれ方をしていました。それだけでも十分魅力的ではありましたが、彼の本当の意味での魅力はこれからどんどん見えてくるはずです。家族と向き合い、仲間たちとどう接していくのか。年相応の少年らしく、そしてより人間らしくなっていく轟を好きになってもらえたらうれしいです。

――「ヒロアカ」は『ドラゴンボール』『ONE PIECE ワンピース』『NARUTO-ナルト-』といった「友情・努力・勝利」の系譜を継ぐ、“新世代”ジャンプ王道として、幅広い世代に人気がありますが、魅力はどこにあると思いますか?

【梶】僕自身は、王道といわれるものも好きなんですけど、ヒロアカは単なる王道とはちょっと違う気がしています。王道を行きつつ、ファンタジー要素もありながら、すごくリアリティーを感じるんですよね。“ヒーロー殺し”の異名を持つステインというキャラクターが、今後の展開に大きく関わってくるのですが、緑谷たちから見て“悪”の行いでも、ステインは自分の“正義”を貫いている。誰のための「正義」で、誰にとっての「悪」なのか、見方によって紙一重というのは、とても現代的なテーマだと感じます。

 キャラクター一人ひとりが、それぞれの年齢ならではの等身大の悩みを抱えているところにもリアリティーを感じます。過去の自分と照らし合わせたり、大人になった自分がいま抱えている問題と通じるものを見出したり、誰しもどこかひっかかるフックになるものがちりばめられていて、幅広い読者・視聴者に響くメッセージがある気がします。

――梶さんが、緑谷や轟たちと同じ年頃だった時のヒーローは?

【梶】小さい時は、いわゆる“戦隊モノ”がヒーローでしたが、中高生の頃ですか…。その頃は、僕はもう声優を目指していたので、当時主役を務められていた声優さんたちがヒーローとして映っていましたね。いつか自分も主演を張れる声優になりたいと、思っていました。

 声優になる、というのは中2の時から決めていました。子どものころから、夢を持つこと、そこに向けて頑張ることが好きな子どもでしたね。それまでは夢を持ちつつも、頑張っている途中で別のものに興味がわいて、目指すものが少しずつ変わっていたりしたのですが、『声優という仕事は何を頑張っても全部自分の力になる』という言葉を知ってからは、声優一筋。その気持ちは変わることはなく、今に至るって感じですね。自分に合っていたんだと思います。

 ヒロアカのキャラクターたちがひたむきに努力して、切磋琢磨しながら、歯を食いしばりながら頑張っている姿を見ると、とても共感しますし、応援したくなります。自分もそういう気持ちでやってきたし、そんな自分だからこそできる芝居もあると思うので、この作品に携わることができて本当にうれしいですね。

 これからのアニメ『ヒロアカ』は…。職場体験でそれぞれプロヒーローの事務所へやって来た雄英高校の生徒たち。緑谷出久(CV:山下大輝)はオールマイトの師匠・グラントリノの下で特訓に励む。一方、飯田天哉(CV:石川界人)は兄を再起不能にした“ヒーロー殺し”ステイン(CV:井上剛)への復讐のため、ステインが出没する保須市へ…。「本当のヒーローとは?」を問いかけるドラマと、これまで以上に激しいアクションシーンが繰り広げられる。



関連写真

  • 読売テレビ・日本テレビ系で放送中のアニメ『僕のヒーローアカデミア』轟焦凍の声を担当する声優の梶裕貴
  • 轟焦凍(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
  • 第23話「轟焦凍:オリジン」より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
  • 読売テレビ・日本テレビ系で放送中のアニメ『僕のヒーローアカデミア』(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
  • 読売テレビ・日本テレビ系で放送中のアニメ『僕のヒーローアカデミア』第23話「轟焦凍:オリジン」より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
  • 読売テレビ・日本テレビ系で放送中のアニメ『僕のヒーローアカデミア』第23話「轟焦凍:オリジン」より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
  • 読売テレビ・日本テレビ系で放送中のアニメ『僕のヒーローアカデミア』
  • 読売テレビ・日本テレビ系で放送中のアニメ『僕のヒーローアカデミア』
  • 読売テレビ・日本テレビ系で放送中のアニメ『僕のヒーローアカデミア』第23話「轟焦凍:オリジン」より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
  • 読売テレビ・日本テレビ系で放送中のアニメ『僕のヒーローアカデミア』第28話「緑谷と死柄木」(7月15日放送)より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
  • 読売テレビ・日本テレビ系で放送中のアニメ『僕のヒーローアカデミア』第28話「緑谷と死柄木」(7月15日放送)より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
  • 読売テレビ・日本テレビ系で放送中のアニメ『僕のヒーローアカデミア』第28話「緑谷と死柄木」(7月15日放送)より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
  • 読売テレビ・日本テレビ系で放送中のアニメ『僕のヒーローアカデミア』第28話「緑谷と死柄木」(7月15日放送)より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

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