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舘&黒木瞳が20年ぶり共演 内館牧子氏『終わった人』映画化

 俳優の舘ひろし(67)と女優の黒木瞳(56)が、内館牧子氏原作によるベストセラー小説を映画化した『終わった人』(2018年公開)に出演することが14日、わかった。2人の共演はテレビ東京のドラマスペシャル『無影燈』(1996年)以来、約20年ぶりとなる。

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 舘は、大手銀行のエリートコースから転落し、仕事に未練を残したまま定年を迎え、「ジジィ扱いすんな!」と、ダサくもがむしゃらにもがく、どこか憎めない男・田代壮介、黒木は、そんな夫に呆れ、相手にすらしないが、実はしっかりその様子を気にかけている頑固でも心優しい妻・千草を演じる。

 監督は、『リング』『仄暗い水の底から』など日本ホラーの名匠で、今作がコメディー映画初挑戦となる中田秀夫氏。実はメロドラマが好きだと言う中田監督自らが、原作に惚れ込み企画。「本当に撮りたかった作品」と話す今作では、登場人物の人情・愛情があふれるあたかい空気感と、シニカルな喜劇が絶妙にマッチした作品に仕上げる。

 「30年間演じた“刑事”を定年退職してから“再就職先”を探していました」という舘は「今度の“職場”はハーレーに乗ってショットガンを打つシーンとは無縁です。主演として関わる映画は『終わった人』というかなり辛辣(しんらつ)なタイトルですが、定年退職した私がコミカルに見えて、笑えて、最後にジーンとくる映画になると思います」とメッセージ。

 「どうやって人生を終わっていくかは、誰にとってもいずれ訪れる時に向かって、誰とも違う自分なりの時の過ごし方を見つけていくことだと思ってます。私自身は、この物語を“再挑戦”と定義して演じます」と力を込め「実際に、もうかなり歳ですが、いやこの歳になったからこその、新しい“舘ひろし”をご覧いただけるのではないでしょうか」と自身をにじませている。

 中田監督とは三作品目の映画とる黒木は「今回はホラーではない。定年を迎えた夫とその妻のサバイバル。考えてみれば、ああ、これもれっきとした夫婦のホラー話かもしれないなと興奮して撮影初日を迎えました」と語り「青春朱夏、そして白秋の年代となった夫婦を、舘ひろしさんと共に演じることができるなんて最高にうれしいです。舘さんとは20代の頃からご一緒しているので、安心感は半端ないです。その懐に飛び込み撮影に臨みたいと思います」とコメントを寄せている。

 また、中田監督は「『ホラー映画の中田』が何故『終わった人』の映画化を熱望したか? それは、『一目惚れ』だった。『定年って生前葬だな』の冒頭の一行、花束を持った何か言いたげな主人公の装画に完全にヤラレた。私がそれらに『ピンと来る』年齢に達したからか? だが実は、この主人公は『終わった』後も、社会で必要とされ、仕事で戦うことを熱望し、懸命に足掻く。その姿にも惚れた」と“脱・ホラー”の経緯を説明。

 続けて「惚れ込んだ内館さんの原作を基に、脚本の根本さんたちとは議論を尽くした。初タッグを組ませていただく舘さん、三本目の黒木さんたちと共に、観客の皆さんが『そうだ!』と膝を打つ『人間喜劇』を紡いでいきたい」と“熱く”意気込んでいる。



関連写真

  • 舘ひろし(左)と黒木瞳
  • 舘ひろし(右)と黒木瞳
  • 映画『終わった人』の撮影風景
  • 小説『終わった人』書影
  • 舘ひろし
  • 黒木瞳

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