俳優の仲代達矢(84)が映画『海辺のリア』の初日舞台あいさつに出席。上映後の余韻に浸っていた観客たちは、主演の仲代が姿を見せるとスタンディングオベーションで出迎えた。数分間に渡り鳴り止まない拍手と歓声を浴びた仲代は「万雷の拍手、ありがとうございます」と噛みしめるように語り、感謝した。
高倉健さん、森光子さんらそうそうたる顔ぶれに並ぶ形で2015年に『文化勲章』を受章している仲代は、歴代の受章者の中で初めて受章後に映画主演という大役を務めた。「私は多少おヘソが曲がっているのでそんなことはないでしょうけど、高齢者が邪魔にされてるんじゃないかと思うこともある。でもこの映画を撮って老いもまた良きかなと思いましたね」と笑顔で話した。
また、「映画を一人でも多くの方に観てもらいたい」という思いから同作の公開を機に公式ツイッターも開設した。「何千人も友達ができたみたい」と白い歯を見せていた仲代の業界発展への強い情熱に共演者たちも感服の表情を浮かべていた。
同作は、かつてスター俳優だったが、現在は認知症の疑いがある主人公・桑畑兆吉の人生最後の輝きを描く。舞台あいさつにはそのほか、阿部寛(52)、黒木華(27)、原田美枝子(58)、小林政広監督が出席。
大先輩との共演に阿部は「仲代さんが長いセリフでも間違うことなく演じられた。本当に感動しました。本当にいい作品に出させていただいた」と回顧。黒木も「仲代さんと一緒の時間が多く、こんな贅沢な時間を過ごしていいのかと。優しくて緊張感のある現場で今も幸せに思っています」とほほ笑んでいた。
高倉健さん、森光子さんらそうそうたる顔ぶれに並ぶ形で2015年に『文化勲章』を受章している仲代は、歴代の受章者の中で初めて受章後に映画主演という大役を務めた。「私は多少おヘソが曲がっているのでそんなことはないでしょうけど、高齢者が邪魔にされてるんじゃないかと思うこともある。でもこの映画を撮って老いもまた良きかなと思いましたね」と笑顔で話した。
また、「映画を一人でも多くの方に観てもらいたい」という思いから同作の公開を機に公式ツイッターも開設した。「何千人も友達ができたみたい」と白い歯を見せていた仲代の業界発展への強い情熱に共演者たちも感服の表情を浮かべていた。
同作は、かつてスター俳優だったが、現在は認知症の疑いがある主人公・桑畑兆吉の人生最後の輝きを描く。舞台あいさつにはそのほか、阿部寛(52)、黒木華(27)、原田美枝子(58)、小林政広監督が出席。
大先輩との共演に阿部は「仲代さんが長いセリフでも間違うことなく演じられた。本当に感動しました。本当にいい作品に出させていただいた」と回顧。黒木も「仲代さんと一緒の時間が多く、こんな贅沢な時間を過ごしていいのかと。優しくて緊張感のある現場で今も幸せに思っています」とほほ笑んでいた。
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2017/06/03