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田村正和主演『眠狂四郎』約半世紀ぶり復活「大事な作品」

 俳優の田村正和(73)が、フジテレビ系ドラマスペシャル『眠狂四郎 The Final』(放送日未定)に主演することがわかった。1956年から『週刊新潮』で連載がスタートした柴田錬三郎氏の豪剣小説をもとに、72年〜73年に連続ドラマで主人公・眠狂四郎を演じた田村が、フジテレビ系の制作では、約半世紀ぶりに同役に挑むこととなった。

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 田村が演じる狂四郎が、武家社会の醜さや町人世界のあくどさを嫌悪しながら、彼の腕や美貌を利用し、甘い汁を吸おうとする悪徳大名や商人に正義の剣をふるうその姿は、当時世間の注目を浴びた。今回の『眠狂四郎』では『The Final』を銘打って、伝説の剣を操る孤高の眠狂四郎が、江戸に戻り自らの複雑な出生や運命に立ち向かう。

 撮影は2017年春からおよそ1ヶ月をかけて京都・太秦で敢行。田村は「ここは(東映京都撮影所)、大正14年に親父がつくった撮影所(※)で、自分もこの撮影所の近くで産まれました。そういったゆかりのある場所で時代劇を撮影できるということで今回のお話を受けました」とオファーを快諾したという。

 台本を読んだ田村は「狂四郎というのは自分の出生に大変なコンプレックスを持っている男なんですけど、今回少しだけ明るい光が入ってくるような部分もあります。あと大詰めの立ち回り、円月殺法の撮影は、3日ほどかけて撮ったので大変なスケールでお届けできると思います」と自信を込める。

 柴田氏原作の『岡っ引きどぶ』に出演した際に、同氏から『狂四郎は田村にぜひやらせたい』とお墨付きをもらったことを振り返り「やはり原作者から指名していただいて演じるということは光栄なことですよね。その時から公私にわたってお付き合いさせていただきましたので、僕にとって『眠狂四郎』は大事な作品です」と強い想い入れを持っている。

 「見どころは、この歳でもこのくらいできるところかな(笑)。半分オリジナルだけど今日の世界に生きる狂四郎に光がさして最後には大きな対決が待っている。素晴らしい映像と共にお届けできると思います。時代劇はお年寄りにはたまらないと思うけど、今作は若い人にも見てほしいね」とアピールしている。

 また常盤津の師匠で、狂四郎を慕い、献身的に世話をする・文字若役に名取裕子が出演。相対するシリーズ史上最強の敵で、狂四郎と同じ円月殺法を使う妖術の使い手・加賀美耀蔵(かがみ・ようぞう)には椎名桔平が起用。「役者を目指してから大きな影響を受けてきた大先輩」だという田村と初対面を果たした椎名は「初日を迎えるまでは落ち着きませんでした。連日撮影をご一緒させてもらう中で、田村さんならではの演技を直に感じることができたのは、今後の役者人生の中で大きな財産となるでしょう」と手応えをにじませている。

※東映京都撮影所の前身は田村の父、坂東妻三郎が開設した坂東プロ太秦撮影所である



関連写真

  • 田村正和が約半世紀ぶりに眠狂四郎を演じる『眠狂四郎 The Final』 (C)フジテレビ
  • 田村正和が約半世紀ぶりに眠狂四郎を演じる『眠狂四郎 The Final』 (C)フジテレビ
  • 田村正和が約半世紀ぶりに眠狂四郎を演じる『眠狂四郎 The Final』 (C)フジテレビ
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