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T-BOLAN、今夏に“再々々結成” ベース上野の熱意契機に完全復活へ

 2014年4月より活動休止していた4人組バンド・T-BOLANが、今夏に“完全復活”することが30日、わかった。高次機能障害で闘病中のベーシスト・上野博文の「LIVEをやりたい、ステージにもう一度立ちたい」という切実な思いのもと、昨年大みそかに一夜限定の再々結成を果たしていたが、そのライブで確かな手応えを感じていたボーカルの森友嵐士は「ゆっくりでいい、自分たちのペースと流れに身を任せようと思った」と決意。上野の熱意を契機とする形で活動を再開する。

完全復活を発表したT-BOLAN

完全復活を発表したT-BOLAN

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 1991年にデビューしたT-BOLANは、約3年という短い活動期間で音楽界の確固たる地位を確立した。しかし、森友が心因性発声障害により95年3月に活動を休止し、その4年後に解散を発表。2009年に森友が音楽活動を再開すると、12年には再結成を果たし、同年10月に復活。その後、14年4月に再び活動休止していたが、昨年9月に上野の闘病を公表するとともに、上野を激励するため、大みそかに一夜限定で再々結成し、カウントダウンライブを開催した。

 奇跡的な回復を遂げ、ステージに戻ってくる上野。ドラム・青木和義、ギター・五味孝氏も復帰を喜ぶように集い、森友は「4人じゃなきゃできないことある。そして、4人だからこそできることがある」と改めてバンドの力を実感し「今回、上野の奇跡の復活が、改めてバンドというひとつの家族の意味を引き寄せてくれました。今心に思う感情に素直でいたいと感じています」と、活動再開の心境を明かした。

 再スタート1発目として、初のメンバー選曲によるコンセプト・ベストアルバム『T-BOLAN 〜夏の終わりに BEST〜 LOVE SONGS+1 & LIFE SONGS』を8月16日に発売する。数々の名曲はもちろんのこと、約21年ぶりにオリジナル新曲も収録。森友は「これだけの時間が経過していても変わらないDNAを感じてる。楽しみにしていてほしい」と自信をにじませる。

 さらにバンド史上初となるアコースティック・ライブツアー『T-BOLAN LIVE HEAVEN 2017 夏の終わりに「再会」 〜Acoustic Live Tour〜』を東名阪で開催する。充実の復帰ラインナップを引っさげた森友は「長い時間待たせたよな 何より、みんなの笑顔に会えるのを楽しみにしてるよ」とファンへ呼びかけている。


■『T-BOLAN LIVE HEAVEN 2017 夏の終わりに「再会」 〜Acoustic Live Tour〜』の日程
9月 7日 大阪・なんばHatch
9月11日 愛知・Zepp Nagoya
9月13日 東京・Zepp DiverCity

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