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中川翔子、“レベル32” 亡き父と同じ年齢になって「すごく生きるのが楽しい」

■ラプンツェル再び!

 2011年に公開され、世界中で大ヒットしたディズニー・アニメーション映画『塔の上のラプンツェル』のその後を描く、テレビシリーズ『ラプンツェル ザ・シリーズ』の序章となる長編アニメーション『ラプンツェル あたらしい冒険』が、無料BSテレビ局「Dlife」で14日(後6:05〜7:30)、日本初放送される。ラプンツェルの吹替えを担当するのは、映画に引き続き中川翔子。「夢を越えたミラクルが起きてしまった」と歓喜の声をあげた中川に新作の見どころを聞いた。

ディズニー・ヒロイン、ラプンツェルの声を担当する中川翔子 (C)ORICON NewS inc.

ディズニー・ヒロイン、ラプンツェルの声を担当する中川翔子 (C)ORICON NewS inc.

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 『塔の上のラプンツェル』のヒロインは、18年間、高い塔の中だけで暮らし続ける少女・ラプンツェル。その長い髪の毛に魔法の力を秘めた彼女が、大泥棒のフリン(本当の名前はユージーン)と出会い、長年の「夢」をかなえるため、冒険の旅に出る。

 中川はこの映画のDVD(Blu-ray)をことあるごとに繰り返し観て、励まされてきた。「自由と初恋を知ったラプンツェルのときめきと不安、そして戸惑い…、ジェットコースターのように気分が上がったり下がったりするところが、すごく共感できる。『夢がかなってしまったら次は何をすればいい?』と聞いてきたラプンツェルに、ユージーンが『それが楽しいんじゃないか。また、新しい夢を探すんだ』と答えるシーンがすごく好きで。自分の考え方が変わるきっかけになったせりふでもあったんです。新しい挑戦に一歩踏み出す勇気や、夢を追いかけることの大切さを教えてくれて。自分の強い意志さえあれば、未来は無限に広がっている。いつも私の心の中にラプンツェルがいて、観るたびに新しい発見があるところも大好きです」。

 映画でラプンツェルは魔女を倒し、本当の両親(王さまとお妃さま)の元へ戻って、幸せな生活を取り戻す。その半年後を描くのが、今回、日本で初放送される『ラプンツェル あたらしい冒険』だ。家族やユージーンの愛に包まれた生活を送る反面、プリンセスとしての王宮での慣れない暮らしやしきたりを窮屈に感じ始めていた。天真爛漫で探究心が旺盛なラプンツェルは、自分のさらなる可能性を信じて、もっと外の世界を知りたいと、切望し始める。

 「アフレコは、当時のままの声をちゃんと出せるように、かつ、新しい冒険に向けてワクワクがみなぎっている感じが伝わるように、試行錯誤しながら挑みました。今回、初めて劇中歌も歌わせていただけることになって、喜びひとしお。その興奮が空回りにならないように心してかかりました(笑)」。

 『塔の上のラプンツェル』の音楽は、『美女と野獣』『アラジン』など、数々のディズニー作品の名曲を手がけた作曲家アラン・メンケンが手掛けていたのだが、このテレビシリーズのために新たに3曲も書き下ろし、そのうち1曲「Wind in My Hair」を中川が歌っている。

 「アラン・メンケンさんの『ラプンツェルの曲が書けるっ、やったー!』という喜びがあふれ出ているような、自由な世界に飛び立とうとするラプンツェルが感じている風、感じている光を、音楽で表現した曲。アニメーションのラプンツェルもすごく気持ちよさそうに歌っているので、耳にも心にも気持ちよく届くように、この曲がたくさんの方に愛していただけるように、願いを込めて歌いました」。

■“レベル32”になって

 5月5日に32歳の誕生日を迎えた中川は、1994年に急性白血病のため32歳の若さで亡くなった歌手の父・中川勝彦さんの享年と同じ年齢となった。

 「32歳までに何ができるか、何をなしたか、どういう自分になっているか、といったことをすごく考えていました。もうレベル32(!?)という気持ちの揺れもありつつ、これからどうするんだろう、と一人、体育座りした夜もあったんですが(笑)。私にとって節目の年に、ラプンツェルを再び演じることができて、こんな夢を超えるような未来もあるんだ、というのを体験して、今、生きるのが楽しいですね。後は、ユージーンみたいにすごく愛してくれる人を早く見つけたいなって。アフレコしていて、ラプンツェルがうらやましくてしかたなかった(笑)。それから、長生きして、いつ新作が作られてもずっとラプンツェルの声を出せるようにしておこうという新しい大きな目標ができました。ラプンツェルを演じられることが本当に、本当に、最高にうれしいです」。

■『ラプンツェル あたらしい冒険』の楽しみ方

 『塔の上のラプンツェル』は、ディズニー・アニメーション初の「3Dで描かれるプリンセスストーリー」だったが、テレビシリーズは2Dで描かれる。ラプンツェルとユージーンだけでなく、映画に登場したキャラクターも続々登場。映画のあのキャラがテレビシリーズだと…、といった相違点探しも楽しみ方の一つだ。

 「映画でラプンツェルの本当のお父さまとお母さまは、実はひと言もせりふがなかったんです。そんな2人が、『あたらしい冒険』ではバンバンしゃべるし、歌うし。そうだったんだ…、という知られざるエピソードも語られます。白馬のマキシマスもカメレオンのパスカルも活躍しますし、何よりユージーンは映画よりも色男ぶりとギャグ味が増している感じがします(笑)。外の世界への憧れが抑えきれないラプンツェルの気持ちや、ユージーンと結婚に至るまでの過程も丁寧に描かれていきますし、ラプンツェルらしいアクションたっぷりの冒険も。映画のラプンツェルが好きな方ならきっと楽しんでいただけると思います」。

 『ラプンツェル あたらしい冒険』は、無料BSテレビ局「Dlife」で14日(後6:05〜7:30)日本初放送。ディズニー・チャンネルで6月放送。

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  • ディズニー・ヒロイン、ラプンツェルの声を担当する中川翔子 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画の半年後を描いたテレビシリーズ『ラプンツェル ザ・シリーズ』の序章となる長編アニメーション『ラプンツェル あたらしい冒険』5月14日、BS・Dlifeで日本初放送(C)Disney

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