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吉岡里帆は若き日のオードリー・ヘップバーン!? 日豪合作『STAR SAND』予告編

 日本とオーストラリアの合作映画『STAR SAND ─星砂物語─』の予告編が9日、解禁され、あわせて同作で72歳ながら映画監督デビューを果たしたロジャー・パルバース監督、現代パートで主人公を演じた吉岡里帆のコメントがORICON NEWSに到着した。

『STAR SAND -星砂物語-』に出演する吉岡里帆 (C)2017 The STAR SAND Team

『STAR SAND -星砂物語-』に出演する吉岡里帆 (C)2017 The STAR SAND Team

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 同作は、大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』で助監督を務めたパルバース氏が、太平洋戦争下の沖縄を舞台に書いた小説を、自身で脚本化し、初監督作品として映画化。『秘密 THE TOP SECRET』(16年)の織田梨沙が主演を務め、満島真之介三浦貴大、吉岡、寺島しのぶ渡辺真起子石橋蓮司、緑魔子らが共演。主題歌を坂本龍一氏が担当する。

 1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(織田)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康とボブに出会う。洋海と2人の兵士の間には、不思議な関係が築かれていくが、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄が養生のため洞窟にやって来たことを機に悲劇が引き起こされる。

 時は経ち、2016年の東京。大学生の志保(吉岡)は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。日記を読んだ志保は、そこに封印されていた過去の出来事に迫っていく。

 吉岡が演じたのは、最初は太平洋戦争に興味を持たない、現代の若者の代表のような役どころ。パルバース監督は「70年程前の1945 年頃の戦争物語を語る日記を読み、ドンドンその真相を追求していく。それがいつの間にか、自分の物語となってくる。吉岡里帆は、見事にその2つの物語を身体と心の中に吸収し、私の想像を越えたような人物像も作り上げた」と絶賛。「彼女のボディーランゲージを見て、ニュアンスに満ちたせりふの語り方を聞き、いきなり若き日のオードリー・ヘップバーンのことを思い出した。私は、里帆さんがこれからきっと、日本と外国の銀幕の世界を一世風靡する、と確信している」と手放しで才能を称えている。

 初めて海外の監督作品に出演した吉岡は「価値観や歴史観、国境を越えて考えさせられる部分が多々ありました」と振り返り、「ロジャー・パルバース監督が長年平和を願い温めてきたこの物語は、戦時中声にならない叫びを押し殺してきた方々の伝えるべき断片なのだと撮影しながら感じました」とコメント。

 現代パートを担い、「戦時中のシーンには参加しておりませんが完成作品を見て、どうして平和を願う事が許されなかったのか、どうして罪の無い人達がこんなに苦しまなければならなかったのか…改めて戦争に対しての疑問と反感を抱きました。他国と共存し平和を願う日本で、この映画が公開される事にはとても意味があると思っています。どうか皆様に監督の想いが届きますように」と願いを込めた。

 同作は、6月21日より沖縄・桜坂劇場にて先行上映、8月4日より東京・ユーロライブほか順次公開。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

関連写真

  • 『STAR SAND -星砂物語-』に出演する吉岡里帆 (C)2017 The STAR SAND Team
  • 主演の織田梨沙(C)2017 The STAR SAND Team
  • 『STAR SAND -星砂物語-』に出演する(左から)ブランドン・マクレランド、満島真之介(C)2017 The STAR SAND Team
  • 『STAR SAND -星砂物語-』場面写真(C)2017 The STAR SAND Team

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