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映画『メッセージ』ヴィルヌーヴ監督、キャストから“モテモテ” 役者陣が明かす魅力

 SF映画の金字塔『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー 2049』の監督に抜てきされ、日本でも徐々に知名度を上げているカナダ人監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ氏(49)。19日に公開される新作『メッセージ』では、手腕に惚れ込んだキャストたちが次々と出演オファーを快諾しており、ヴィルヌーヴ監督は「今回のキャスティングは、自分のキャリアの中で一番簡単な仕事だった」と豪語するほど“モテモテ”。主役のエイミー・アダムスをはじめ、キャストたちがヴィルヌーヴ監督の魅力を語るコメントが公開された。

『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、右はジェレミー・レナー

『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、右はジェレミー・レナー

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 同作は、優れたSF作品に贈られる文学賞“ネビュラ賞”を受賞した米作家テッド・チャンの短編小説『あなたの人生の物語』を基に誕生した感動作。娘を亡くした言語学者・ルイーズが、巨大な飛行体でやってきた謎の知的生命体とコンタクトを図り、来訪に隠された真相にたどり着く。“映像化不可能”と言われていた小説を、独創的な映像美と世界観で表現した。

 ヴィルヌーヴ監督は、レバノン内戦下の悲劇を描いた『灼熱の魂』で注目され、同作では自身初のアカデミー賞作品賞・監督賞ノミネートも果たした。今後は『ブレードランナー』だけでなく、『デューン/砂の惑星』の続編も手がけることが発表されている。

 ルイーズを演じたアダムスは「数々のすばらしい監督たちと仕事をしてきたけれど、ドゥニは本当に最高。役者に自信を与えてくれる。すばらしい父親みたいな監督で、彼のためなら最高の仕事をしてあげたいと思えるの」と絶大な信頼を寄せる。

 物理学者イアン役のジェレミー・レナーは「鋭い観察眼を持っていて、作品の美しさと登場人物の感情の動きを絶妙なバランスで描いてくれる」と話し、軍の諜報部ウェーバー大佐を演じたフォレスト・ウィテカーは「監督は自分が望んでいるものがはっきり見えている。エネルギーの無駄遣いが一切ないんだ。その仕事ぶりには自信と喜びがあふれていて、現場全員に影響を与えていた」とコメント。

 CIA捜査官ハルパーン役のマイケル・スタールバーグは「監督はいろいろなジャンルを見事に組み合わせ、バランスを取ることができる。僕はドゥニを崇拝しているから、どんな形であれ本作に参加できるのを願っていた」と、念願の出演を喜んだ。

 スティーブン・スピルバーグ、ティム・バートンなど名監督の作品に何度も出演してきたアダムスは、ハリウッドを代表する巨匠たちと比較してもなおヴィルヌーヴ氏を“最高の監督”だと絶賛。「ドゥニと会って話したら、彼と私の見方がぴったり一致していたの。そうでない監督もたくさんいるのよ。だから私が大切にしている“深いハートのある作品”になると確信できたし、この作品は絶対にやらなきゃと思った」と、出演を即決した理由を語った。

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