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柿原徹也、『FAIRY TAIL』ナツに出会っていなければ「今の自分はいない」

 『週刊少年マガジン』(講談社)で2006年より連載中の人気漫画『FAIRY TAIL』の新たな物語が劇場アニメーション化。映画『劇場版FAIRY TAIL ?DRAGON CRY-』が5月6日より公開される。今回の劇場版は、原作者・真島ヒロ氏が自ら描き下ろした約200ページに及ぶ渾身のネームをもとに創られたオリジナルストーリーだ。テレビアニメは09年10月から13年3月まで、14年4月から16年3月まで、全277話という長期にわたって放送され、一貫して主人公・ナツの声を演じているのは、柿原徹也。柿原にとって『FAIRY TAIL』とは?

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 「僕は、いつも役に恵まれているな、と思う。初めて主役をやらせてもらったテレビアニメ『天元突破グレンラガン』は、劇団☆新感線の中島かずきさんがシリーズ構成を手掛けたロボットアニメで、舞台に立っているかのようで、お芝居について大切なことをたくさん教えていただきました。次に主役をやらせていただいた作品が、この『FAIRY TAIL』でした。

 ナツが所属するギルド“妖精の尻尾(フェアリーテイル)”は、仲間意識がとても強く、皆家族のような絆で結ばれていますが、そのメンバーを演じるキャストも同世代の、それも主役を務められる実力のある人たちばかりが集まって。そんな仲間と巡り合えたことも、いまの僕のお芝居の核となるものが作られていく上で、欠かせない出会いだったと思っています」。

 柿原は『FAIRY TAIL』のナツを地声で演じている。約8年前にオーディションを受けた時、原作漫画を読んでいて、ナツの声が思い浮かばなかった柿原は、「おはようございます」と入室時のあいさつと変わらない地声で演技をしたのだが、その場で審査員がざわついたかと思ったら、次に受けようと思っていたグレイ役のせりふテストは「(やらなくて)大丈夫です」と断られたとか。ところが、後日、事務所から「ナツに決まった」という連絡があり、さらに後になって「おはようございます」と入ってきた瞬間、審査員全員が「ナツが来た、と思った」という起用理由を知ることになる。

 「ナツ役に地声で選ばれた、この経験がなければ、その後、地声で勝負していくこともなく、いつまでもかっこつけた芝居ばかりする役者になっていたかもしれないです。ナツに出会えたことで、得たものはたくさんあって、この8年間、ナツとともに歩んできたな、という感慨がありますね。ナツというキャラクターに出会っていなかったら、いまの柿原徹也はいなかったかもしれない。真島先生が描くナツがどんどん格好いい男になっていくので、俺も負けてられないな、という気持ちになります」。

 そもそもこの仕事を目指したきっかけは、“子ども”にあるという。18歳までドイツで育った柿原は、「もともと、幼稚園か小学校の先生になりたかった」といい、ドイツの教育制度の一環として、幼稚園で1年間、実習をしていたこともある。その時のことだ。

 「見た目も若いし、ほかの先生より年齢が近いということで、子どもたちがなかなか言うことを聞いてくれなくて困っていた時に、アニメーションのキャラクターの声まねをして、『お片付けしないとダメだよ』と言ってみたら、『もう1回やって』と大反響で。アニメーションってすごいな、と思ったんですよね。そこで、声優にだったらなれるんじゃないか、と思ってしまったんですね。絵は描けない、シナリオも書けない、でも声は出すことができる、という超安易な気持ちで。実際は、とても大変でしたけど(笑)。いまでも、アニメーションは子どもたちのためにあるもの、と思っています」。

 そんな子どもたちへの思いがあるからこそ、子どもも大人も楽しめる『FAIRY TAIL』が劇場アニメーションになることに喜びもひとしおだ。

 「テレビアニメが終わって、この劇場版をすごく楽しみにしてくれているファンがたくさんいるというのも、役者冥利に尽きるといいますか、作品に携わっている者の1人として、熱いものがこみ上げてきます。『FAIRY TAIL』は、仲間との絆や相手を思いやる気持ちにあふれた物語。しかも、今回の劇場版は原作者・真島先生の描き下ろしストーリーなので、原作漫画やテレビアニメを観ていなかった方もいろいろな気持ちが揺さぶられる作品になっていると思います。僕も子どもの頃に親と映画を観に行って、すごく楽しかった思い出があります。お子さんと一緒に家族で観に来てもらえたら、うれしいです」。



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  • 映画『劇場版FAIRY TAIL ?DRAGON CRY-』(5月6日公開)主人公・ナツを演じる柿原徹也 (C)ORICON NewS inc.
  • (C)ORICON NewS inc.
  • (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『劇場版FAIRY TAIL ?DRAGON CRY-』(5月6日公開)主人公・ナツを演じる柿原徹也 (C)ORICON NewS inc.

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