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永瀬正敏、主演作のカンヌ出品決定に号泣「それだけ大変なこと」

 俳優の永瀬正敏(50)が27日、都内で行われた映画『光』(5月27日公開)完成披露試写会に出席。メガホンをとった河瀬直美監督(47)から、同作が世界三大映画祭の1つ『第70回カンヌ国際映画祭』のコンペティション部門への出品決定の連絡がきたことを振り返り、「監督が号泣していて、電話を切り終わったあとに僕も号泣しました。選んでいただくのはそれだけ大変なこと」と語った。

映画『光』完成披露試写会に参加した永瀬正敏 (C)ORICON NewS inc.

映画『光』完成披露試写会に参加した永瀬正敏 (C)ORICON NewS inc.

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 同作は、人生に迷いながら生きてきた女性が、視力を失いゆく天才カメラマンと音声ガイドの制作を通して出会い、変化していく様子を描くラブストーリー。永瀬、水崎綾女(27)、神野三鈴(51)、藤竜也(75)らが出演している。

 河瀬監督にとっては『萌の朱雀』(97年)、『沙羅双樹』(03年)、『殯の森』(07年)、『朱花の月』(11年)、『2つ目の窓』(14年)、永瀬と初タッグを組んだ『あん』(15年)に続き7度目の出品となる。

 出品決定を明け方に聞いたという河瀬監督は「自宅のリビングに光がさして、『光』が世界を巡るんだっていう感覚になって、号泣しました。そういうことは今までなかった」と感慨深げ。「カンヌが当たり前だって思われる立場、状況がこれまでの映画人生のなかであっても、カンヌという場所はそんなに簡単な場所じゃない。レッドカーペットを踏みしめられる人たちは一握り。そこに栄えある70回に『光』が立てるのを想像すると涙が止まりませんでした」と話した。

 永瀬は、完成作品を観たあとに感情が高ぶったといい、「監督と感謝の握手をしたあと一人になりたくて。自分のなかで消化する時間が必要だった。誤解しないでほしいけれど、“遺作”を観たような気分になってしまった」と告白。同作で共演する藤とは、34年前の俳優デビュー作『ションベン・ライダー』でも共演しており、「またご一緒できて幸せです。いろんな原点に立ち返らせていただいた作品」と強い思い入れを明かした。

 ヒロインを演じた水崎は、今回がカンヌ映画祭に初参加。「監督を筆頭にみんながこの作品に愛を注いでいたんだなと思うと、世界中から集まった方に観ていただけると思うと本当にうれしい」と目を潤ませていた。

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  • 映画『光』完成披露試写会に参加した永瀬正敏 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『光』完成披露試写会に参加した(左から)神野三鈴、永瀬正敏、河P直美監督、藤竜也、水崎綾女 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『光』完成披露試写会に参加した水崎綾女 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『光』完成披露試写会に参加した藤竜也 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『光』完成披露試写会に参加した河P直美監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『光』完成披露試写会に参加した神野三鈴 (C)ORICON NewS inc.

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