• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

星野源、マルチな活動の葛藤明かす 伊丹十三さんが解消のきっかけ

 俳優、歌手、文筆業など多岐にわたって活躍する星野源が17日、都内で行われた『第9回伊丹十三賞』の授賞式に参加。さまざまな分野で才能を発揮している星野だが、葛藤があったことを明かし、伊丹十三さんが解消のきっかけとなったことを振り返った。

マルチな活動の葛藤明かした星野源 (C)ORICON NewS inc.

マルチな活動の葛藤明かした星野源 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 報道陣が大挙して訪れた授賞式の会場に入ると星野は「すごいですね」と驚きの表情を浮かべ「今、お水を持ってきてもらっています。のどがカラカラです。少々、お待ちください」と笑わせると「心臓から胸のうちから感動しています」と受賞者あいさつを行った。

 スピーチでは「芝居の現場に行くと『音楽の人でしょ』と言われる。音楽の現場に行くと『芝居の人でしょ』って言われる。どの現場に行ってもあぶれてしまう感覚、自分の居場所がないなって感覚だった。それに加えて文章も始めてしまったので『何が1番やりたいの』って言っていただいた」と苦悩を告白。

 続けて「僕が小さい頃、あこがれていた人は、あんなにいろんなことをやっていたのに、なぜ一つのものに絞ったほうがいいと言うんだろう。なんだか、すごく寂しい」と思いを口にした。

 しかし、その気持ちを解消してくれたのが伊丹さんという。20代で伊丹作品を改めて鑑賞したという星野は『タンポポ』に感銘。その後、伊丹さんのマルチな活動を知って、自分の方針が間違っていないことを再確認。「伊丹さんのいろんな顔を知ることで、好きなら、面白いと思ったことなら、何をやってもいいんだと思うようになった」と笑顔で振り返ると、今回の受賞に「伊丹さんに、それが君の場所だよって言われているようで、うれしい」と喜びもひとしおだった。

 同賞は監督・俳優・著者など幅広いジャンルで活躍した故・伊丹十三さんの偉業を記念して制定。選考委員は周防正行氏、中村好文氏、平松洋子氏、南伸坊氏。受賞理由は「音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断し、どこか息の詰まる時代に、エンターテイナーとして驚くような風穴をあけてしまった星野的表現世界に」というものだった。過去には糸井重里、タモリ、池上彰氏、リリー・フランキーらが受賞している。

関連写真

  • マルチな活動の葛藤明かした星野源 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第9回伊丹十三賞』授賞式に出席した(左から)周防正行、宮本信子、星野源、南伸坊、中村好文 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第9回伊丹十三賞』授賞式に出席した(左から)宮本信子、星野源 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第9回伊丹十三賞』授賞式に出席した星野源 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第9回伊丹十三賞』授賞式に出席した周防正行 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第9回伊丹十三賞』授賞式に出席した星野源 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第9回伊丹十三賞』授賞式に出席した宮本信子 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第9回伊丹十三賞』授賞式に出席した南伸坊 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第9回伊丹十三賞』授賞式に出席した中村好文 (C)ORICON NewS inc.

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索