俳優・小栗旬が主演する関西テレビ・フジテレビ系連続ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』（毎週火曜　後9：00）がきょう11日よりスタートする。劇中では、小栗と民放連ドラ初共演となる西島秀俊らが繰り広げる本格的なアクションがみどころに。第1話では開始16分35秒という冒頭から2人が走行中の新幹線の中でテロリスト相手に息を飲むような格闘シーンを展開する。

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　同ドラマは、『SP』シリーズや小栗の主演作『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』などを手掛けた作家・金城一紀氏が原案・脚本を担当。主人公・稲見朗（小栗）や田丸三郎（西島）らが所属する公安機動捜査隊特捜班の活躍を描く一話完結のアクションエンターテインメント。「カリ・シラット」という武術を習得している金城自身がアクションの監修を務め、そのもとで1年前から小栗と西島は訓練を受けてきた。

　新幹線の格闘シーンで小栗とともに参加したのは昨年の「ジャパンアクションアワード」で最優秀ベストアクション男優賞を受賞した三元雅芸。日本のアクション俳優界の第一人者である彼に「こんなに速い格闘アクションを日本ドラマでできる日が来るとは思わなかったので、アクション俳優としてうれしい！」といわしめた圧巻の内容となっている。

　また、この冒頭シーンのために昨年12月下旬、寒風吹きすさぶ関東近郊の河川でのロケを敢行。小栗は極寒の水中に頭の先まで浸かるという役者魂をみせた。この一連のシーンはドラマ全体でも最初の方に撮影され、初っ端から過酷アクションの連続に思わず「『狂ってるな！ 関西テレビ』と思いながらクランクインしました」と振り返っていた。

　小栗は「今のドラマ界に風穴を空けられるドラマが作れたと思っているので、『つまんねぇなテレビドラマ！』と思っているお客さん達にも楽しんでいただける作品ができたんじゃないかなと思います」と自信を込めており、アクションだけでなく、そこから織りなす人間ドラマにも注目したい。