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劇場デビュー10周年 AKB48渡辺麻友&柏木由紀が語る総選挙、卒業

 AKB48渡辺麻友(23)、柏木由紀(25)ら3期生が8日、東京・秋葉原のAKB48劇場で2007年4月8日に公演デビューしてから10周年を迎えた。折しも、『第9回AKB48選抜総選挙』(6月17日開票、沖縄・豊崎海浜公園 美らSUNビーチ)に渡辺は立候補し、柏木は辞退したばかり。ORICON NEWSではこれまでの総選挙で大きなインパクトを残してきた2人に、それぞれの決断に対する思いを聞いた。

劇場デビュー10周年を迎えたAKB48の柏木由紀と渡辺麻友(撮影:草刈雅之)

劇場デビュー10周年を迎えたAKB48の柏木由紀と渡辺麻友(撮影:草刈雅之)

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 昨年は腹をくくって出馬することを決め、手をつなぎながら立候補届を提出したという2人の決断が、今年初めて分かれた。立候補締め切りの3月31日、午後10時33分に渡辺の立候補届が受理され、午後11時過ぎに柏木は自身のツイッターで立候補しないことをファンに報告した。

 第1回から8年連続でTOP5をキープする元祖「神7」の最年少メンバーで、第6回には1位に輝いた渡辺は、現役レジェンドの使命感からか、自身のツイッターで「今年の選抜総選挙、立候補しました! 私自身最後の総選挙です。現役メンバーの中で唯一、第1回総選挙からずっと神7に入れさせていただいているので、その誇りと感謝の気持ちを胸に挑みたいと思います」と決意表明。

 一方、第3回で3位に食い込み、総選挙史上屈指のエポックメーキングとなった「神7崩し」を成し遂げ、第7回では2位にまでなった柏木は「今年の総選挙、わたしは出ない選択をさせていただきました。いっぱいいっぱい考えて悩みました」とツイッターで胸中を明かした。

◆総選挙、分かれた決断

――お二人は、これまでの『AKB48総選挙』で何度も大きな話題になりました。渡辺さんは元祖“神7”の一人で、第1回(2009年、当時15歳)では前田敦子さん、大島優子さん、篠田麻里子さんに次ぐ4位でしたが、このときはどう思いました?

【渡辺麻友】驚きましたし、そうそうたる先輩方がたくさんいらっしゃるなかで、自分なんかがこんな順位にいていいのか、という申し訳なさと不安で涙がこぼれました。立ち上げからずっと支えてきた先輩方がいるなかで、そんな順位をいただけるとは思ってなかったので。喜びよりも、驚きと申し訳なさで感情がぐちゃぐちゃになりました。

【柏木由紀】チームBといえばまゆゆ、3期生といえばまゆゆだったので、「よくやった。いいぞいいぞ!」という感じで、私はうれしかったです。

――逆に第3回では柏木さんが“神7”崩しをして、いきなり3位に。そのときは?
【渡辺】ゆきりんきたぞー!って(笑)。やっぱりファンの方との信頼関係があって、みんなでゆきりんを応援して押し上げるぞ!って頑張った結果だったので、同期としてもすごくうれしかったですし、私も頑張ろうという刺激になりました。

――今年は、渡辺さんは立候補、柏木さんは立候補しないと分かれたわけですが。決断をする前に2人で相談はされたんですか?

【渡辺&柏木】しました。

――具体的にはどんな話を?

【柏木】私はかなり前から総選挙に出ないという選択肢を考えていたけど、迷っていたから、麻友に相談していました。前日になってもハッキリとは決められなかったけど、でも、気持ちとしては出ない方向で行きたいと。

【渡辺】私も一緒で迷っていたので、ゆきりんの思いは少し前から知っていました。私が決めたのは前日です。

【柏木】麻友が出ると決めたことは、かっこいいなと思います。

【渡辺】へへ、そう? すごい?

【柏木】うん、すごい。とってもすごい。たなみん(田名部生来)もですけど同期には頑張ってほしいし、投票するからね。

【渡辺】ホントに? やった。1票ゲット(笑)

【柏木】(無言で手のひらをみせる)

【渡辺】やった、5票ゲット!(笑)

――渡辺さんは、柏木さんの決断をどう思いました?

【渡辺】決断をするのはすごく勇気が必要だったと思うし、意思を貫き通したのは偉いなと思いました。いつも一緒に出るのが当たり前だったから、ゆきりんがそばにいないのは不安で寂しいけど、横にいると思って挑みたいなと思います。

◆卒業に対する思い

 柏木は立候補辞退を表明後、自身のブログに「卒業はまだ考えておりません。。AKB、NGT、ソロ、とそれぞれの活動を全力で頑張ります!」とつづり、辞退が卒業を前提としたものではないことを明かした。とはいえ、今月19日に小嶋陽菜が卒業すると、現役では1期生の峯岸みなみに次ぐ古株となる今、卒業についてはどのように考えているのだろうか。

――2人で卒業について話したことは?

【渡辺】何度かあります。

【柏木】雑談で話題に出てくることもありますし。

――これまで卒業しなかったのは?

【柏木】“自分がやりたいことがAKB48にいたらできない”と思ったときに卒業しようと思っています。去年ソロでツアーをやって、一人も楽しいと思ったけど、忙しくても両立はできた。そもそもAKB48の活動がすごく好きなので、まだそれを捨ててまで「一人でこれをやりたい」とは思わないから卒業していないのかな、と。

【渡辺】私は、本当に辞めたいとなった時には、「今だ」というタイミングがフッと降りてくると思うんです。踏ん切りがついたときが、自然に来る。この10年やってきて、今まではそういうときがなかったんだと思います。

◆3期生が劇場デビュー10周年

 3期生が劇場デビュー10周年を迎えた今夜、AKB48劇場で開催される『3期生10周年公演』には、“まゆゆきりん”コンビのほか、田名部生来、多田愛佳(4月10日に卒業)、OGの片山陽加仲川遥香仲谷明香、松岡由紀が出演。午後6時半からは『ニコニコ生放送』で生中継されることも決まっている。

【柏木】10年前から応援してくださる方も、10年前の私たちを知らない方も、どちらも楽しんでもらえるセットリストをメンバーで決めました。ファンの皆さんの思いと、私たちの思い出の曲、伝えたい曲をうまく組み合わせて、スペシャルな感じになっています。

【渡辺】ほぼゆきりんが考えたといっても過言ではないです(笑)。ゆきりんはすごくプロデュース能力があって、センスがありますね。かなり盛りだくさんですよ。

◆ニコニコ生放送 AKB『3期生10周年公演』生中継

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