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遠藤憲一、泣けるラブストーリーで『世にも奇妙な物語』初主演「やりがいがある」

 俳優の遠藤憲一が29日放送のフジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 '17春の特別編』(後9:00〜11:10)の『妻の記憶』に主演することがわかった。WEB漫画サイトXOYで連載されているオムニバスミステリースリラー『奇々怪々』のエピソードのひとつをもとに、仕事一筋のサラリーマンと、ある日突然他界してしまった妻(原田美枝子)による、奇妙ながらも、ホロリとくるようなラブストーリーが展開される。

29日に放送されるフジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 '17春の特別編』に出演する遠藤憲一

29日に放送されるフジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 '17春の特別編』に出演する遠藤憲一

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 接待や飲みに明け暮れ、仕事に没頭してきた成田陽一郎(遠藤)は、妻・春子を火事でなくしてしまう。ところがその葬儀の翌朝、食卓に朝食を並べる春子の姿が現れる。娘には見えないという彼女は、怨霊なのか、幻なのか…? 実は生前、春子は認知症を患っており、ごくまれに認知症患者自身の“忘れたくない”という強烈な意思によって、その記憶が残像となって時空間に定着するケースがあるという。こうして陽一郎と“妻の記憶”の奇妙な夫婦二人暮らしが再スタートする…というあらすじ。

 『世にも奇妙な物語』といえば、ちょっと怖かったり驚かせたりするオチの作品が数多く生み出されてきたが「20分程のストーリーの中におっかないとかびっくりとかだけではなく、おかしみとちょっと切なさみたいなものが入っています」と遠藤。「その部分をしっかり出せるかどうかというところにすごく興味を持ったのと不安とが一緒にあり、とてもやりがいがあるなと思いました」と手応えを明かす。

 CGを使った撮影には苦戦した部分もありながら、妻役の原田との共演には「過去にも夫婦役をやったことがあるので(関係性は)ばっちりなんですが、今回は勝手にこっち側が喋るだけで意思疎通ができない設定なので、そのバランスが面白いと思います」とみどころを紹介。27年続く『世にも奇妙な物語』シリーズだが、「その中で代表作になるように頑張りますので、ぜひ見てください」と呼びかけている。

 番組プロデューサーの後藤庸介氏は「遠藤憲一さんの繊細なお芝居には、現場で何回も涙をこらえさせられました。思いっきり泣ける“大人の『世にも奇妙な物語』”になっていると思いますので、ご覧いただけると幸いです」と自信を込めている。

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  • 29日に放送されるフジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 '17春の特別編』に出演する遠藤憲一
  • 29日に放送されるフジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 '17春の特別編』に出演する遠藤憲一
  • 29日に放送されるフジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 '17春の特別編』に出演する原田美枝子
  • 29日に放送されるフジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 '17春の特別編』に出演する遠藤憲一

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